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11月も最後の土曜日。練習の後、私達4人は莉子とひなたにも声を掛けて、お好み焼き屋さんに来ていた。
「ここはね 私達4人が、練習の後に集まって良く来るのよ そして、結束を誓っていたの」と、若葉が言うと
「どうりで ウチ等ふたりを呼んだんですか ひなたとは仲良いですよ」と、莉子が言っていたけど
「そりゃー そうよね 同じクラブなんだものねー 表向きはね」と、花梨が切り出してしまった。
「先輩 ウチ等・・・そんなぁ・・・」
「そっ そーよねー 花梨 そんな角の立つ言い方しなくってもー ねぇ 二人は、小学校の時 お互いのこと 知ってたの?」と、私が、方向を変えていた。
「ウチ 名前だけは聞いたことあった ひなたは 小学生以下の京都の大会で何度か優勝してたからー でも、確か もうひとりすごい子が居たかなー」
「ウチは 知らんかったの 京都の大会のことしか考えてなかったからー」
「そう じゃぁー 中学に入って 初めて お互いのことを知ったわけだー 私等4人もそーなんよー でも どんどん間が縮まって仲間意識が出来ていったのよ 4人とも 前向きに練習に取り組んでいったからー」
「水澄先輩 ウチ等も いつも 前向きに練習してます・・・つもりです」と、ひなたが少しすねたのか
「うん そーよねー 懸命にやってるわー だからー 今日は ここに 呼んだのよ 食べながら、ここでは、不満とかあったら言って良いのよ」と、若葉も柔んわりと言っていた。
「なんにも 不満なんて無いですよー 練習が厳しいのは当たり前だし 入部当初は不安だっけど、水澄先輩も優しく教えてくれるし いい先輩方で良かったです」
「ウチも 小学校で仲良かった子がふたり 二色が浜に行ったんやけど 太子女学園は全国優勝校やから羨ましがっとんねん 花梨先輩も言葉きついけど慣れたしなっ ウチのこと考えてゆうてくれてるんやって お陰でうもぉーなってきたしな」
「何ゆうてるん! 莉子は十ゆうても 半分も出来てへんねんでー この のろま!」花梨の言葉は相変わらずきつい
「そーですよー 脇で聞いていても ウチやったら めげてるわー でも 莉子はそれでも向かっていくし、どんどん うまくなって実力もついてるし えらいと思ってるんやー 時々 莉子のスマッシュは、花梨先輩の真正面をぶち当てるもんなー すごぉーいと思う」
「ひなた いまの言葉 莉子に真直ぐ もういっぺん ゆうたりーぃ」
「ええー ・・・莉子は先輩から罵声を浴びても向かっていくし、喰らいついていって、うまくなって実力もついてるし 時々 莉子のスマッシュは、花梨先輩の真正面をぶち当てるもん やっぱり 莉子はすごぉーいと思う」
「ひなた あんたやって 右に左に動きが早いし、うまいこと
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