第二章
[8]前話
「二人共謝るんだよ」
「お互いにね」
「お互い問題があったから」
「だからここは謝ってね」
「二人共ね」
こう言ってお互い向かい合って頭を下げさせた、そして。
二人は仲なおりした、その後でデートもした。
二人はそれぞれの家にもよく言ったが。
「お菓子用意したわ」
「お茶あるわよ」
「二人で楽しくね」
「一緒にいなさい」
お互いの家族は優しく言った、兎角だった。
二人の周りは優しかった、それで信彦は言った。
「僕達って幸せだね」
「そうね、周りの皆が優しくてね」
凛も言った。
「凄くね」
「幸せだね」
「周りがいい人達ばかりなら」
それならというのだ。
「やっぱりね」
「それだけで違うね」
「意地悪な人がいなかったら」
傍にというのだ。
「本当にね」
「それだけで違うよね」
「全くね」
「子供の頃からね」
幼馴染み同士であることから話した。
「そうでね」
「仲にはそんな人がいても」
「そんな人よりずっとね」
遥かにというのだ。
「いい人達が多くて」
「親切にしてもらってるから」
「幸せだよ、じゃあ僕達もね」
「そうした人達にならないとね」
「そうだね、皆にそうしてもらってるなら」
「私達もね」
二人で笑顔で話した、そして兎角人には親切で優しくする様にした。すると。
「いい二人だし」
「それなね」
「俺達ももっとな」
「優しくしよう」
周りはこう話して二人にさらに優しくした、そして二人もそれならと応えた。そうして優しい世界を築いてだった。
二人は幸せな人生を送った、共に最期に幸せだったと微笑んで言った。これ以上はないまでに満ち足りた顔で。
周りが優しくて 完
2025・1・23
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