第63話
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るかわからない”過程”を一気に省略できるほどの強いAI…………?でも、そんなもの一体どうやって…………」
「……………………」
カトルとリゼットはそれぞれ考え込んだが答えは出なかった。
「…………他に手がかりもなさそうだ。いったん、持ち帰るしかねぇかもな。」
「はい、GIDやギルド方面もですがもしかしたら先輩あたりなら――――――」
そしてヴァンの提案に頷いたアニエスが話を続けようとしたその時、水の音のような音が聞こえてきた。
「…………なんだァ、今の音は?」
「水の音、でしょうか。」
「…………外の沼、からですね。」
「…………一応、確かめてみるぞ。」
音が気になったヴァン達が外に出るとフェリが何かを見つけた。
「――――――あそこです!」
「っ…………」
「…………チッ…………」
「アニエス!お前さんも見るな…………!」
”何か”を見つけたフェリに続くように”何か”を目にしたリゼットは息を飲み、アーロンが舌打ちをして厳しい表情を浮かべている中ヴァンは自分達の後を追って外に出てきたアニエスとカトルに警告した。
「――――――」
「そ、そんな…………」
しかしその警告は間に合わず、フェリ達が見つめている”何か”――――――沼に浮いているキャラハン教授の遺体を目にしたカトルは目を見開き、アニエスは悲痛そうな表情を浮かべ
「キャ――――――キャラハン先生ぇぇっ…………!!!?」
キャラハン教授の遺体を見つめたカトルが悲鳴を上げたその時、アニエスのポーチの中にあるゲネシスが反応していた。
その後ヴァン達の通報によって到着した警官達やカエラ少尉がキャラハン教授の遺体を検視していた。
「…………死因は溺死。何らかの形で気絶させられたあと沼に投げ捨てられた…………そんな所ね。すぐ検死に回してください。」
「了解しました!」
遺体の検視を終えたカエラ少尉は警官に要請し、要請された警官は通信でどこかと連絡を取り合い始めた。
「ちょっと待った…………!」
そこに警察よりやや遅れて到着した遊撃士協会の車から降りてきたアルヴィスとレジーナが近づき、その対処の為にカエラ少尉がアルヴィス達の向かう際ヴァンがカエラ少尉に話しかけた。
「…………任せたぜ。」
「ええ、元より貴方たちの領分じゃないでしょう。」
ヴァンの言葉に頷いたカエラ少尉はアルヴィス達と対峙した。
「どうしてこんな所で殺人が――――――当局は何を隠蔽している!?」
「こちらも現在調査中です。そもそもまだ立入許可は――――――」
「民間人の犠牲となれば話は別だ!規約に則って立ち入らせて
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