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彼は いつから私の彼氏?
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てね 素敵な制服で お嬢さんもおきれいでお上品そう 羨ましいわぁーって言ってたの 丁度 水澄ちゃんが中学に入って直ぐの頃 いきなり話し掛けられて 気持ち悪かったけどネ でも 一応 ご近所さんといえばご近所さんだしー でも 水澄ちゃんのこと ず〜っと 見てるみたいなの 一応 気をつけてね そーいう人って 一度 なんかで根に持つと怖いわよー」

「うん でも お母さん 気にし過ぎよー 変にバリァー張っちゃうんだものー」

「そう? でもね 世間って 怖い人のほうが多いのよ 水澄ちゃんだって ジョギングの時は気をつけてね 昼間だからって安心できないわー 達樹 あんた 出来るだけ水澄ちゃんに付き合ってよー」

「へっ 俺かよー 俺 チャンピオンじゃぁないしー いつも 辛いんだよー 水澄 段々 距離伸ばしてるんだぜー そのうち 大阪マラソン出るんじゃぁ無いかと」

「何 情けないこと言ってんの! あなたの可愛い妹でしょ! 頼りないけどボディガード メロン 食べないの? お母さんだって あの時 達樹のような子が居てくれてたら・・・」

「お母さん 早く ご飯! 腹減ったー」と、お兄ちゃんは妙に・・・話を・・・

 ご飯の後、私が洗い物をしていると、お父さんが帰って来て

「おぃ! 水澄のあん時の決勝の試合 ユーチューブですごくバズてんだってよー 事務所の女の子に教えてもらった」

「はっ なんだよー 親父は・・・バズってるって 知ってるん?」と、お兄ちゃんがお風呂を洗って戻って来ると

「あぁー 事務所の女の子がなー まぁ 見てみろよー これっ」と、スマホを差し出して・・・確かに、私と花梨の決勝の時の試合だった。私、ビデオで見返すのは初めてだったのだけど・・・最後のほうは、壮絶な打ち合いが続いていて、1球毎に会場からの拍手もすごいみたいだった。最後はやっぱり ボールが力無くコロコロと大写しに・・・私が負けていた。

「でも このフォローの言葉がすごいんだよー ほらっ (すごい! まるで全日本の決勝みたいだ あんなラリー見たこと無い どっちも優勝させてあげたい 感動しました) (最後のスマッシュ なんだぁー あれは 魔球か? それでも それを返した岩場花梨もすごぉーいよー この二人は超人か) (負けてしまったけど、私は香月水澄さんを応援します 準決勝で去年のチャンピオンを破って出てきたんだものー 疲れてたんだよねー あのコーナーギリギリのところにスパンと決まるとスカーッとします あこがれです) (ふたりとも すごい 早く 日本代表になってぇー このふたりで 卓球界も繋がるねぇー 中国を倒せ!)  なっ すごいだろう これは、我が娘のことなんだよなぁー」と、お父さんは興奮していた。

「うん 確かに すごいなぁー あっ こんなのも
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