暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0070話
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 俺の意志に従い、念動力を限界まで込められたファントム6機が核融合ジェネレーターを目指してレーザーブレードの牙を剥く。

「ついでだ、これも喰らえ!」

 ビームガトリング砲、リニアレールガン、ガン・レイピア、ハルバート・ランチャーの4門をベーオウルフの鳩尾を狙い一点集中して撃ち放つ!
 レーザーブレードを展開したファントム6機が次々にベーオウルフの鳩尾を貫通し、そこにビームガトリング砲の細かいが大量のビーム弾が撃ち込まれ、リニアレールガンの弾と、ガン・レイピアのビーム弾が集中する。そして最後の仕上げとばかりに、ハルバート・ランチャーから放たれた複数の光線がベーオウルフの胸部へと撃ち込まれた。
 そしてそれと殆ど同時に、必要以上の念動力を込められて半ば暴走状態だった右手のグレイプニルが煙を上げて動作を停止する。

「加速!」

 このままここにいては、核融合ジェネレーター3機の爆発に巻き込まれる事になるので、加速を使いその場から急速離脱する。目指すはリュケイオスの設置されている実験場だ。既にモニタに表示されている残り時間は1分を切っている。





「くそっ、間に合うか!?」

 精神コマンドの加速だけでは足りず、クロノスの追加ブースターも全開に。そして十数秒後、ようやく目的地の実験場が見えてきた。
 既にリュケイオスを中心とした転移フィールドが発生している。

「間に合……っ!?」

 背後から迫ってきたナニカを感じ、咄嗟に機体をロールさせる。数秒後、グロウセイヴァーの飛んでいた空間を貫いたのは半ば予想通りアインストの蔦だった。
 くそっ、ジェネレーターの連鎖爆発はまだなのか!?
 この場で反転して駄目押ししておきたい所だが、転移までの残り時間は後30秒程度でそんな事をしている暇はない。かと言ってこのままではこいつまであちらの世界へと連れて行ってしまう事になる。
 その時ふと目に付いたのは、実験棟の天井部分。そしてグロウセイヴァーの胸部には発射の為に一々構えなくても大丈夫なファイア・ダガー。
 空中を飛んでいるグロウセイヴァーの胸部を天井部分へと向け、リュケイオスに向かって進みながらも胸部からファイア・ダガーを全弾発射。天井部分で次々と爆発が起き、天井の構造材が落下して蔦を押し潰す。
 それを見届ける間もなくグロウセイヴァーは転移フィールドの中へと入り、そしてその瞬間、モニタに表示されていた残り時間は0になりあちらの世界への転移が始まった。
 空間転移が発動する直前、恐らく核融合ジェネレーターの起こしたと思われる、まるで空間を震わせるような巨大な爆発音が聞こえてきたが、既に転移フィールドで半ば時空間にその身を移して機を窺っている俺にそれを気にするような余裕は無かった。

「……まだだ、ま
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