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ALO編ーフェアリィ・ダンス編ー
25.鍍金の勇者
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ようだが..........さて」

須郷が吊るされるアスナの元へ。

「おっと、言い忘れていたな。今、グランドクエストを挑んでいる彼、君のお仲間だろ?」

須郷はこちらを振り返り不敵な笑みを浮かべる。

「今、あの空間のペイン・アブソーバーは、レベル3だ。.......このままいけば彼は現実の体に支障が出るぞ」

高笑いをする須郷。

「.......シュウ」

「まぁー、もっとも今の君には関係ないがな!!」




「グハッ......!!」

(なんだ.........この痛みは......さっきとは痛みが違う)

ガーディアンの攻撃かするだけでも体に激痛が走る。いや、激痛なんてもんじゃない........これは.......現実の痛み!

片手剣でガーディアンの攻撃を弾く。すると一瞬、反応が遅れガーディアンの攻撃が直撃する。

「グハッ........!!」

とてつもない痛みが身体中に走り、地面に落下してしまう。さらにHPがレッドゾーンに突入する。ヒールアイテムを使用しようとしても痛みで体が動かない。

その瞬間、五体のガーディアンがこちらに向かい突撃してくる。

「........ここまでか.......ゴメンな........キリト」

死を覚悟し眼を閉じようとした時、目の前を緑色の影が横切る。

「......まさか....」

慌てて顔をあげるとそこには........金髪のポニーテール、ライトグリーンの翅の少女........

「リーファ!!何でここに?」

「シュウくん、助けにきたよ!」

リーファは笑顔でこちら見ると向かってくる、五体のガーディアンを撃破。

最後の回復アイテムを使用し、リーファの元まで飛ぶ。

「リーファ、早く出るんだ!ここは、今、他のフィールドとは違う!ダメージが現実になってるんだよ!」

「あたし決めたの。全部終わったらシュウくんに......ううん、集也くんに話って。.......だから、それまではシュウくんを、お兄ちゃんを助けるって!」

ガーディアンの群れにリーファが飛び込む。

「リーファ!!」

俺も同時に飛び込み、リーファと背中合わせに剣を構える。

「スグ!背中は任せたぞ!」

「うん、集也くん!」

周り覆いつくすガーディアン。
それを少しづつではあるが俺とリーファは着実に減らしていく。

今、この空間でダメージを受ければ、痛みで動きが鈍り他にもダメージを受けることになり事実上、一発でもダメージを受ければ大ダメージを受けるか最悪......死が待っている。

するとこの状況で最悪の展開が........

「スグ!伏せろぉ!!」

最悪の展開......
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