第一話 恐怖の居合ホームランその九
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「大谷選手は今メジャーだな」
「それがどうかしたのかよ」
「メジャーはアメリカだ」
乱馬にこのことを告げた。
「英語だぞ」
「それで大谷選手のチームに送るにもか」
「英語じゃないのか」
「そういえばそうある」
シャンプーもここで思い出した。
「大谷さん今アメリカあるよ」
「そうだな、だから英語で送るべきか」
「挑戦状を送るにもあるな」
「この中で英語に詳しい者はいるか」
九能は真顔で問うた。
「手紙を書けるまでに」
「いや、大谷さん日本人やさかい」
右京が言ってきた。
「別にええんちゃう」
「そうですわね」
小太刀は右京の言葉に頷いた。
「言われてみますと」
「そやね、ほなね」
「お手紙は日本語ですわね」
「それで書けばええやん」
「では大谷選手のチームの事務所宛に書くだ」
ムースはそうしようと言った。
「今から」
「うむ、ではわしが書くか」
八宝菜が出て来て言ってきた。
「そうするか」
「爺さんが書くのか」
「うむ、それでいいかのう」
八宝菜はムースに返答を返した。
「それなら」
「そこは誰でもよいが」
コロンは八宝菜が自分がと言ったのを受けて述べた。
「お主字は大丈夫か」
「何を言っておる、普通に書けるぞ」
「ならよいがな」
「相手は大谷選手じゃ」
八宝菜は目を閉じ腕を組み述べた。
「堂々と書くぞ」
「やっぱりそうしねえとな」
「うむ、それとじゃ」
「それと?」
「大谷選手には並大抵の手段は通人な」
こうもだ、八宝菜は言った。
「それこそな」
「当たり前でしょ」
なびきがすぐに答えた。
「大谷選手よ、相手は」
「それならじゃ」
「お爺さんや乱馬君達がいつもやってる様な卑怯なことをしてもね」
「おい、俺もかよ」
乱馬はすぐに突っ込みを入れた。
「卑怯かよ」
「実際に勝つ為に手段選ばないでしょ」
「勝てばいいだろ」
乱馬もこう返した。
「それでな」
「それが駄目なのよ、それで大谷選手にはよ」
「卑怯なことしてもか」
「勝てると思う?」
「無理だな」
乱馬も否定せず腕を組んで答えた。
「小細工でどうにかなる人じゃないな」
「そうでしょ、
「ああ、そんなことしてもな」
それでもというのだ。
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