第6話
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そして、上条はもう付き合ってられないと言った顔をする。
麻生は早く二人を追い出したい(面倒事には巻き込まれたくないので)ので話を進める。
「ならこういうのはどうだ?」
麻生の提案に二人が耳を傾ける。
「インデックスが何か魔術を使いそれを上条が打ち消す。
そうすれば、魔術が存在している事の証明になり超能力も証明にもなる。」
二人はその提案を聞いて納得するがインデックスは少し戸惑っているようだ。
「わ、私は魔力無いから魔術使えない・・・・・」
上条はそれを聞いて魔術の証明出来ないのに魔術があると言い張っていたのか、と呆れる。
「なら魔力の通った物はないか?
こいつの右手は幻想殺しって言ってな。
触れる物が異能であれば全て打ち消す能力を秘めている。」
魔力の通った物を出しても、それが魔術の道具だという証明にはならないが、この場を早く収めたい麻生は適当に提案していく。
「それならこの服。
これは「歩く教会」っていう極上の防御結界なの。
布地の織り方、糸の縫い方、刺繍の飾り方まで全てが計算されているの。」
そうですかい、と上条は言うと右手でインデックスの肩に触れる。
(待てよ・・・あいつの言っている事が本当なら俺の右手が触れただけでこの服が木端微塵になるってことじゃないか!!!)
そう考えたが時すでに遅し。
上条の右手はしっかりとインデックスの肩に触れている。
上条は反射的に絶叫(麻生はうるさそうな顔をしている)するが何も起きない。
「あれ?」
「ほらほら何が幻想殺し(イマジンブレイカー)なんだよ。べっつに何も起きないけど?」
インデックスは両手に腰を当てて小さい胸を大きく張るインデックスだが次の瞬間にはプレゼントのリボンをほどくようにインデックスの衣類がストンと落ちた。
頭の一枚布の帽子は右手で触れなかったので無事だがそれ以外は全部床に落ちている。
詰まる所完全無欠に素っ裸だった。
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