第99話 リィンとエマ、再会せし暗殺者と歌姫
[10/10]
[8]前話 [9]前 最初
もあるしエマにこんなに心配させてしまって申し訳ないな……
「リィンさん、念のために言っておきますけど心配や同情とかそういった感情で貴方の側にいる訳じゃないですからね?」
「あ、はい……ごめんなさい」
(まったく……朴念仁なんですから)
何故かエマから凄い圧を感じたので謝ってしまった。
「そもそも姉さんだって自分の好きに生きているじゃないですか。それなのに私にだけ言う事を聞けだなんて都合がよすぎないと思いませんか?」
「……確かにその通りね。でも今回だけは力づくでも言う事を聞いてもらうわよ」
「望むところです」
エマもヴィータも杖を構えて戦う姿勢を向ける。
「銀、貴方のサポートをしてあげるしエマも抑えてあげるわ。だからその子を殺しなさい、そういう依頼なんでしょう?」
「……言われるまでもない」
「エマ、相手は伝説の暗殺者に蛇の使徒の一人だ。死ぬ気で挑むぞ!」
「はい……!」
俺はエマと共に構える。普通は逃げた方が良いのだがここは奴らのテリトリー、逃げられる可能性はかなり低いだろう。
それに前に会ったアリアンロードよりはまだ戦えると思ったんだ。当然油断は全くできないが何もしないで殺されるつもりはない。
そして俺とエマ、銀とヴィータの戦いが幕を開けようとしていた。
[8]前話 [9]前 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ