第146話
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可能性も考えられますねぇ。」
「あ…………っ!」
エステルの疑問に対してユウナが呆れた表情で指摘し、バダックとジェイドはユウナの指摘の続きを口にし、三人の話を聞いたカイルは声を上げた。
「確かに”想念”が深く影響されているこの”影の国”という性質を考えれば、ジューダスの推測が当たっている可能性は高いわね…………」
「ヤベェじゃねぇか、カイル!スタンさんとルーティさんに正体バレないように、二人を解放する前にちゃんと変装しとけよ?」
リアラは真剣な表情で考えみながら呟き、ロニはカイルに忠告した。
「そ、そうだなっ!でも、どうしよう…………?オレ、変装道具なんて持ってないし…………」
「あ、それなら”庭園”に戻った時に”庭園”の”石碑”に売っている物で何か変装に役立つ物があるかもしれないわよ?」
「エステル…………それ以前に、もしリオンさんの予想通り解放されるカイルの両親がカイルが生まれる――――――いや、カイルの両親が結婚する前の両親だったら、その結婚もしていない両親はどうやってカイルが自分達の子供だとわかるのさ…………」
ロニの忠告に本気で悩み始めているカイルにエステルが助言したが、その様子を見守っていたヨシュアが呆れた表情でエステルに指摘し
「「あ。」」
ヨシュアの指摘を聞いたカイルとエステルはそれぞれ呆けた声を出した。
「………ぷっ!アーハッハッハ!ヒィーッ!腹いてぇーっ!」
「あっ!ロニ、まただましたなっ!!」
「そうよ!しかもあたしまで騙すなんて、ロニさんって、サイテー。」
「むしろ気づかずに騙される二人がおバカ過ぎよ。」
「揃いも揃って能天気なバカ共が…………ここに、カイルと同等か下手すればそれ以上に能天気なスタンまで加わる事を考えると頭が痛くなってきた…………」
その時ロニは腹を抱えて笑い始め、ロニの様子を見て騙された事に気づいたカイルはロニを睨み、ジト目でロニを見つめて指摘するエステルにユウナは呆れた表情で溜息を吐き、リオンは呆れた表情で頭を抱えて呟いた。
その後エステル達は転移陣に乗ってその場から消えて中間地点に到達し、それぞれの転位陣の先を攻略していたルーク達やリース達と合流した。
〜中間地点〜
「そっか………ルーク兄やリースさんの方もそれぞれ探索中に、カイル達みたいにソフィやレイスさんに関係する人達を解放したんだ。」
「ああ。まあ、最奥で手に入れた封印石に関してはその場で解放されなかったんだが…………」
「…………恐らく庭園でそれぞれが手に入れた封印石を解放すれば、先に進めるようになるかと。」
それぞれの状況を報告し合ったエステルはリチャード達やファラ達を見回し、エステルの言
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