第62話
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トルが辛そうな表情を浮かべている中、エスメレー准教授達はキャラハン教授の変貌について考え込んでいた。するとその時カトルのザイファに通信音が鳴り始めた。
「…………?っ、この番号…………!」
音に気づいてザイファを取り出して通信相手を確認したカトルは驚いた後通信モードをオンにした。
「…………サリシオン君、か…………?」
「キャ、キャラハン先生?…………どうしたんですか…………?」
「…………すまない…………どうやらしくじってしまったようだ…………どうか、止めてくれ…………あいつらは、私の――――――うわあああっ…………!!」
「教授…………!?――――――キャラハン先生っ!?」
「ッ…………一体…………!?」
「特別研究棟か…………!?」
「――――――急ぎましょう!」
カトルとの通信によってキャラハン教授に只ならぬ事が起こった事を悟ったヴァン達が特別研究棟のキャラハン教授の研究室に急行し始めた。
〜ホテル・イングレス〜
「!…………こ、これって…………!」
同じ頃レンとバーゼル市に起こっている異変について話し合っていたアニエスはゲネシスが反応していることに気づき驚きの表情を浮かべた。
〜バーゼル理科大学・特別研究棟〜
「…………ぁ…………」
「おいおい…………」
ヴァン達が特別研究棟のキャラハン教授の研究室に到着すると研究室は既に何者かによって荒らされた後だった。
「…………ぅぅ…………」
「……………………」
荒らされた研究室に倒れている助手達は気絶したり、かろうじて意識が残っている者は唸り声を上げていた。
「先生っ――――――どこですか、先生っ!?」
キャラハン教授の安否を確認するためカトルは周囲を見回してキャラハン教授の名を呼んだが誰も返事もせず、キャラハン教授の姿はどこにも見当たらなかった――――――
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