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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第144話 出会いの連鎖、狼に育てられた少年と赤いドラゴン
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を改めて思い知った。
「この俺を殺したことは素直に褒めてやろう……だがこのことは我が弟であるメルヴァゾアには伝えてある。いずれ俺の仇を打ちに大群でこの世界を攻め入って来るだろう……その時を楽しみにしておくのだな……フハハハハハハッ!!」
レガルゼーヴァはそう言って消滅した。
「ふう……なんとか勝てたか。流石に腹が減ったな」
「早く帰って母さんのご飯を食べようぜ」
「ああ、そうしよう」
「ん、グレートレッドの様子も見に行く」
過酷な戦いを終えた4人は帰路につくのだった。
「ただいま、フローゼ」
「アカシア!無事だったのね!」
「ああ、何とか勝てたよ。グレートレッドというドラゴンは?」
「彼ならそこにいるわ」
出迎えて呉れたフローゼを抱きしめながらアカシアはグレートレッドの事を訪ねる。フローゼはキッチンの方に指を刺すとそこには巨大な体を持った男性が食事をしていた。
「……んぐ、帰ったか、オーフィス」
「グレートレッド、お前人間の姿になれたのか。しかも喋れている」
「普段は窮屈だからならないがな、言葉は彼女に教えてもらった」
なんとその大男は姿を変えたグレートレッドだった、初めて見る姿に零蝶は驚いていた。人間の言葉を話せるのはフローゼに教えてもらったかららしい。
「それよりもオーフィス、お前に一体何があった?昔のお前は出会えば喧嘩を吹っ掛けてくるクソガキにしか思えなかったが今は落ち着いているな」
「えっ、姉さんにそんな一面が?」
「グレートレッド、家族の前で変な事を言うな。それに今の我は零蝶、間違えるな」
「そうか、それは済まなかった」
グレートレッドは久しぶりに会った零蝶が別人のように感じて思わずそれを口にしてしまった。それを聞いた一龍は驚き零蝶は家族の前で変な事を言うなと怒りを滲ませて呟いた。
「それよりも零蝶、この世界は一体なんだ?お前はあれから何をしていたんだ?」
「話せば長くなる」
零蝶はグレートレッドに今までのことを話した。
「成程、そんな事があったのか。お前がそんなに強くなっていたのはこのグルメ界で鍛えたからなのだな」
「その通り」
「ならば俺も鍛えてくれないか、あの連中が再び来るのは分かった。俺もドラゴンとして負けっぱなしは性に合わん、リベンジをしてやりたい」
「お前がそんな事を言うとは珍しい」
グレートレッドにそう言われた零蝶は驚きながらもアカシアの顔を見る。
「アカシア……」
「彼も住まわせてほしいのだろう?全然かまわないぞ、なぁ皆」
「ああ、姉さんの友人なら大歓迎だ」
アカシア達は快く零蝶のお願いを承諾する。
「それなら皆が
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