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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第144話 出会いの連鎖、狼に育てられた少年と赤いドラゴン
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やったという訳だ。俺達がいずれ支配する世界に軟弱な肉体を持つ生き物など必要ないからな」
「なんだと?そんな理由で生きる者達を絶滅させたというのか?」
「ひでぇ奴らだ」
アカシアは何故生物が存在しないのか尋ねる、するとレガルゼーヴァは自分達が生物を滅ぼしたと楽しげに語り始めた。
それを聞いた一龍と二狼は不快そうに顔を歪める。
「レガルゼーヴァといったか?何故グレートレッドを狙う?」
「別にその赤い蜥蜴を狙った訳じゃない、そもそも俺は俺達に干渉して無礼なふるまいをした奴の住まう世界を滅ぼす為に向かっていた。その際に次元の狭間にてそいつと接触したというわけだ」
零蝶はどうしてグレートレッドを狙うのか尋ねた、レガルゼーヴァは元々グレートレッドを狙う気は無かったようだ。
「久しぶりに生きの良い蜥蜴を折角見つけたんだ、狩りを楽しもうとしてな。トドメを刺そうとしたら空間に亀裂が走ってそこに穴が開き俺達は吸い込まれてしまったという訳さ」
レガルゼーヴァはそういうと覇気を全身から放ちながらアカシア達に殺意を向ける。
「お前達も運がないな、俺に見つかるとは……まあ己の不運を呪いながら死んで行け。精々俺を楽しませて見せろ」
レガルゼーヴァはアカシア達も狩りとして殺す事にしたらしい。そもそもレガルゼーヴァからすれば生きる生物など自身のおもちゃでしか無いのだ。
「一つだけ聞かせてくれ。お前に取って命は何だ?私達にとって命とは明日をくれる尊いものだ、だから私達は毎日の食事に感謝をしている」
「食事ィ?感謝ァ?……ガハハ!バカバカしい!俺がそんな下劣な行為をすると思っているのか!命など俺達の玩具に過ぎないんだよ!」
「そうか、それを聞いて安心した。これで遠慮なくお前を殺せる」
「あん?……ガッ!?」
アカシアの腕からカロリーによって構成された巨大な腕が現れてレガルゼーヴァを殴り飛ばした。
「グオオオッ!?」
まさか格下である人間に殴り飛ばされるなどつゆにも思っていなかったレガルゼーヴァはそれをマトモに喰らい大陸二つ分吹き飛ばされた。
そして生物がいない広い不毛な大地に体を叩きつけられるのだった。
「一体何が起きた?俺は……」
「ここなら存分に暴れられるな」
そこにアカシア、零蝶、一龍、二狼が空から降り立ち着地する。
「貴様……この俺に無礼な真似をしやがって!」
「無礼だと?ずかずかと人様の家の庭に上がり込んで殺そうとする野蛮人などに尽くす礼はない」
「お前ら……地獄を見せてやる!」
アカシアに逆ギレしたレガルゼーヴァは凄まじい咆哮を上げた、それは空間を震わし大地にヒビを入れる程だっ
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