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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第144話 出会いの連鎖、狼に育てられた少年と赤いドラゴン
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。その気になればいつでもナイスバディになれる」
「いやいや姉さん、強がるなって」
「……生意気になった。暫く禁酒させる」
「ええっ!?俺から酒を取ったら死んじまうよ!許してくれ、姉さん!」
「駄目、許さない」
「そんなァァァ―――ッ!?」
二狼の絶叫が青い空に響き渡った。二人が大人になった後も家族たちと平和に過ごしていた零蝶、だがそんな彼女に因縁の相手が姿を見せる。
ある日の昼だった、アカシアたちが住む家の近くにズシンと大きな地響きが響き何事かとアカシアたちが外に出ると大きな紅いドラゴンが傷だらけで倒れていた。
「なんだこの猛獣は?初めて見るタイプの生物だが……」
「グレートレッド!?」
アカシアは初めて見るドラゴンに首を傾げるが、零蝶はそのドラゴンがグレートレッドだと直ぐに分かった。
「零蝶、貴方はこのドラゴンを知っているの?」
「昔の知り合い、でもコイツがこんなに傷だらけなのは初めて見た」
「とにかく直に治療した方が良い、早くしないとこのドラゴン死ぬぞ!」
「ああ、瀕死の状態だ」
フローゼは零蝶に知り合いかと尋ねる、零蝶は頷きグレートレッドがここまでやられていることに驚いていた。
二狼は傷の具合から非常に不味い重体だと見抜き一龍も頷く。二人がグレートレッドに近づこうとした瞬間、近くの空にヒビが入り空間が割れて何かが出てきた。
「逃がさんぞ、紅いドラゴン。トドメを刺してやる」
そしてそこから恐ろしい姿をした存在が姿を現した。その姿はまるで邪心のような禍々しさを放っていた。
「お前は一体なんだ?」
「何だ人間、無礼だぞ。俺は破邪鬼神レガルゼーヴァ、異世界エヴィー・エトゥルデの機会生命界(エヴィーズ・サイド)を支配する邪神メルヴァゾアの兄神にして最強の存在……貧弱なる生き物どもよ、ひれ伏すがいい」
アカシアがその存在に一体何者だと尋ねる、するとその存在は自身をレガルゼーヴァと名乗りアカシア達を小ばかにした態度を見せる。
「零蝶、フローゼ、彼は異世界の存在らしいが心当たりはあるか?」
「我はない、エヴィー・エトゥルデという名は初めて聞いた」
「私も多分心当たりは無いわね」
「あるわけがないだろう、エヴィー・エトゥルデにはもはや生物は存在しない。我らが全て滅ぼしてしまったのだからな。俺達以外に残るは高位精霊界(エトゥルデ・サイド)の奴らだけだ」
アカシアは異世界の出身者である二人に確認する、だが二人は首を横に振った。そんな彼らを見てレガルゼーヴァは自分達の住む世界には生物は存在しないと話す。
「生物が存在しないだと、どういうことだ?」
「簡単なことよ、貧弱な生き物共は俺達が絶滅させて
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