暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第144話 出会いの連鎖、狼に育てられた少年と赤いドラゴン
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アが彼らのテリトリーから零蝶を連れて出ることが出来たため逃げることが出来たが零蝶はその時の敗北を相当悔しがっていた。
それ故に敵意をむき出しにしてしまうのだ。
「あの時は不覚を取ったが我もアレから強くなった、今度は負けない……!」
「待て零蝶、落ち着くんだ」
今にもギネスに飛び掛かりそうな零蝶を宥めながらアカシアはギネスの動向を伺う。するとギネスは部下のバトルウルフに何か指示を出す。
するとそのバトルウルフが何かを咥えてアカシアたちの前に移動した。二人はバトルウルフが咥えていたモノを見て驚く。
「人間の子供だと……!?」
そう、そのバトルウルフが咥えていたのは人間の子供だった。腰に毛皮を巻いたその子供は人間とは思えない目つきでアカシアたちを威嚇していた。
「バトルウルフの新種?人間みたいな形をしている」
「いやあれは唯の人間の子供だ。まさかバトルウルフに育てられた子なのか?」
零蝶はそう言って首を傾げたがアカシアはそれは違うと答えた。あの子供は間違いなく人間だ、だが……
(見ただけで分かる、なんというグルメ細胞の濃さだ!最早人間の形をしたグルメ細胞ではないか!?)
アカシアは目の前にいる人間の子供がグルメ細胞を持っている事に気が付く、だがその混じり具合が異常で最早体のほとんどがグルメ細胞になっていることに驚いていた。
「ガアアァァァッ!!」
すると人間の子供はすさまじい速度でアカシアと零蝶に襲い掛かった。その速度はまるで弾丸の様で真っ直ぐに二人に向かってきた。
「グルァッ!!」
そして手を振るい斬撃を飛ばした、二人はそれを回避するが地面を大きく抉りとり後ろにあった大岩を粉々にしてしまう。
「なんという戦闘力だ。零蝶、あの子を抑えてくれ。私が力を封印する!」
「分かった」
そして二人は子供を抑える為に戦いを始めた、そして数時間後アカシアによって子供は力を封印されて大人しくなった。
「グゥ……」
「やれやれ、漸く落ち着いたか」
「暴れすぎ、お腹空いた……」
二人は溜息を吐きながら大人しくなった子供を見る。
「アカシア、この子どうする?いつの間にかギネス達もいなくなってる」
「もしかしたらギネスはこの子を私達に預けに来たのだろうか?」
アカシアはギネスが自分達の前に現れたのはこの子を預けるためではないかと推測する。
「じゃあ連れて帰る?」
「ああ、このままにはしておけない。連れて帰ろう」
二人はその子供を連れて帰路につくのだった。
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