暁 〜小説投稿サイト〜
魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
XV編
第235話:道化師の策略
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ャロルと颯人達が対峙するのは、彼女の言う通り久し振りだからだ。それならば確かに久し振りと言う表現を用いるのもおかしくはない気がする。
「別にどっちでもいいよ。それより、記憶戻ったんだな?」
『あぁ。お前の母親のお陰でな。因みにここには居ないが、ハンスも目が覚めた。記憶もしっかりある』
キャロルだけでなくハンスも目覚めたと言う情報に、響が喜び胸を撫で下ろした。あの事変以降、キャロルとハンスの容態を誰よりも気にしていたのは他ならぬ響だったのである。その心配が裏返って記憶を失っていたキャロルに過剰なスキンシップをしてしまい、結果避けられる要因となってしまったのは皮肉と言う他ないが。
「良かったッ! キャロルちゃんもハンス君も治ったんだね!」
『まぁな……その事に関しては、本当に感謝している。立花 響……お前もまぁ……俺達を気に掛けてくれていた事に関しては感謝しておこう』
案外素直に感謝を示してくれた事に、響は感激した様子で目を潤ませる。その響の反応に、記憶が戻る前の面倒臭い位に絡んできた記憶が蘇り思わず画面から顔を仰け反らせ、話を戻すべく咳払いして仕切り直した。
『ん゛ん゛ッ!』
「どうやら、本当にキャロル・マールス・ディーンハイムのようだな」
『まぁな。あぁ、安心しろ。流石にもう世界の分解とかは考えていない。大切な事を、思い出せたからな』
そう言って自然に微笑むキャロルからは、嘗ての戦いの時に感じた危うい雰囲気は感じられない。奏が行動を共にしている事からも信用して良さそうだと感じて、改めて颯人達はキャロルに協力を申し出た。
「共に戦ってくれると言うのであれば百人力どころか千人、万人力だ。早速だが、そちらの状況はどうなっている?」
『一先ず言える事は、ベルゼバブとか言う敵の幹部を1人始末した事だ。メデューサとか言う奴も痛い目に遭わせはしたが、倒したかどうかまでは確認できていない。それとハンスが今グレムリンと対峙している。まぁ、直ぐに終わらせてこっちに来るだろう。こちらから今すぐ言えるのはこんな所だ。そちらは?』
どうやらキャロルが居る所からでは、腕輪が起動した事は分からないらしい。なのでアリスが、外部からシャトーを見た映像を交えながら現状とこれからの行動を伝えた。
「これが、外部から見た現在のシャトーの状況です。御覧の通り、アヌンナキの腕輪が起動したらしく、神の力の一部が顕現しつつあります」
『なるほど……まだ完全に覚醒しきったと言う訳ではなさそうだな』
「えぇ。ですのでこれから急ぎ颯人達をそちらに送り、未来さんの救出作戦を慣行する予定です」
『承知した。そちらは外部から頼む。恐らく今上にある繭は、繭の状態でも迎撃能力は持っているだろう。そちらの対処を任せる。こちらは内部から、小日向 未
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