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嫌われ者達のクリスマス
第五章
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「そこまでいくと神だな」
「俺達も感服するしかないぜ」
「お互い作者に滅茶苦茶な設定にされてな」
「苦労してるな」
「俺はメタ発言はしないが」
 ブリーフ13はそうした発言を常とする二人とはそこが違うということを述べたうえでまた話をした。
「しかしクリスマスは嫌いだ」
「俺達と同じ理由でな」
「それでだよな」
「そうだ」 
 その通りだというのだ。
「まさにだ」
「クルシミマスだよな」
「リア充爆発しろだよな」
「クリスマス抹殺こそがだ」
 その剃刀の様な目で述べた。
「俺の悲願だ」
「よし、それじゃあな」
「三人で嫌がらせしような」
 二人はそれならと応じた。
「猥褻な替え歌歌ってな」
「ホテルに入る前のカップルにも萎える風景見せてやろうぜ」
「そしてカップル撲滅だ」
「打倒クリスマスだ」
「ああ、もういいかい?」
 暫く三人の会話に呆れつつ様子を見ていた従業員さんが言ってきた。
「警察呼びたいんだけれど」
「全く、三人でも一緒ね」
「やることは変わらないな」
 お姉ちゃんとお兄ちゃんも言ってきた。
「他にやることないのか」
「折角のクリスマスなのにね」
「飲んだり食べたりな」
「カラオケだってあるでしょ」
「仕事の人もいるにしても」
「仕事が終わったらフリーなのに」
「また言うがそんなのだから嫌われるんだ」
 従業員さんはここでもこの事実を指摘した。
「性格が大事だっていうのに」
「けっ、それはさっき言っただろ」
「性格なんか知るかよ」
 二人は全く変わらず応えた。
「まずもてる」
「性格とかどうでもいいんだよ」
「もててやってやってやりまくる」
「エロゲの主人公みたいにな」
「そうなればいいだろ」
「エロゲは天国だぜ」
「俺もエロゲの主人公になりたい」
 ブリーフ13も同じ思いだった。
「だからクリスマスは嫌いだ」
「そうだよな、じゃあな」
「一緒にクリスマス破壊しようぜ」
「ありとあらゆる嫌がらせをやってやる」
「三人でな」
「そうしよう」
 三人で頷き合い猥褻な替え歌を歌いブリーフ一枚の己の姿を股間を強調したうえで露出してホテル街で暴れ回らんとした、だが。
 三人を晴天の霹靂が襲った、その直撃を受けて倒れた三人を見て従業員さんもお姉ちゃんとお兄ちゃんも思った。
「天罰だな」
「そうよね」
「これはな」
「悪いことばかりしていると」
「こうなるわね」
「神様は見ているんだな」
 動かなくなった三人を見て思った、だが通報されて警察が来ると三人は復活して何処かへと消え去った。
 ブリーフ13は何処かに消えた、だがジャスティスカイザーの二人は悪田部のところに来て言うのだった。
「全く、ふざけるなですよ」
「クリスマスのカップ
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