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神々の塔
最終話 誓い合う心その二

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「枢軸との戦で受けたダメージはな」
「大きいな」
「ああ、五千万の大軍で戦ったが」 
 しかしというのだ。
「三割の損害やったからな」
「幸い戦死者はほぼ全員蘇らせられた」 
 トウェインはこのことを話した。
「あそこで死ぬ運命やった奴はほぼおらんでな」
「それは幸いやったな」
「兵器も修理、補充出来る」
「そうやがな」
「しかしや」
 そうであるがというのだ。
「受けたダメージはな」
「ほんまでかくてな」
「それでや」
 そうであるからだというのだ。
「ほんまや」
「回復が大変や」
「そんな状況や」
 まさにというのだ。
「軍はな」
「難波なんか軍艦真っ二つにしてくれたわ」
 中里は先の決戦での彼の戦ぶりの話をした。
「方天戟でな」
「まあ星のモンの力やとそれも普通に出来るけどな」
「軍艦真っ二つにされるとな」
「もう修理が大変や」
「それが出来てもな」
「一番損害出たんはやっぱりあの三人の攻撃やったな」
 施は苦い顔で述べた。
「エカテリーナちゃん、タゴール、ターリャちゃんのな」
「三人が最初にやってきたな」
「五千万の軍勢全体に浴びせてきたそれがな」
「あんまりにも強力でや」
 その為にというのだ。
「ほんまな」
「大損害出して」
 そうなりというのだ。
「今も戦力の回復に四苦八苦してるわ」
「辛いわ」
「手間もかかればお金もかかる」
「戦力の回復にはな」
「損害が多ければ多いだけそうでな」
 そうであってというのだ。
「ほんまな」
「今は大変や」
「その通りやな」 
「何しろ五千万の大軍の三割をやられた」
「その回復にはな」
「人員の手当ても大変やし」
「兵器の修理と補充もや」
 武器もそうであることは言うまでもない、こうした話を苦い顔のまま話していくのだった。そしてだった。
 メルヴィルもだ、こんなことを言った。
「こっちの軍事行動は暫く無理や」
「決戦の時みたいなのはな」
 中里もそうだと返した。
「戦力が回復するまではな」
「そや、兵器も武器もな」
「回復には時間がかかって」
「金もで」
 こちらもでというのだ。
「物資もよな」
「よおさん失ったしな」
「その回復にな」
「時間かかるわ」
「相当にな」
 こう話した。
「今はな」
「そやな、暫く大規模な戦は出来ん」
「そしてな」
 それにというのだった。
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