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神々の塔
最終話 誓い合う心その一

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                最終話  誓い合う心
 起きた世界でもだ、十人は今は一つに集まっていた。彼等の学園である八条学園高等部の中庭でだ。
 昼休み車座になっていた、そこで話していた。
「さて、都に戻って今はな」
「政に専念してるね」
 綾乃が中里に応えた。
「そうしてるね」
「ああ、けどな」
「それがね」
「またな」
「戦になるね」
「枢軸へのリベンジとな」
 それと、というのだ。
「騎士団ともや」
「戦うね」
「最悪枢軸と騎士団が同盟を結んで」
 そうしてというのだ。
「こっちに対する」
「その可能性もあるね」
「どうも騎士団は枢軸と戦うつもりやが」
「それでもやね」
「その可能性はあるわ」
 枢軸と騎士団が同盟を結び自分達連合と戦うそれはというのだ。
「やっぱりな」
「そやね」
「それでな」
 中里はさらに話した。
「その時もどないするか」
「しっかり考えることやね」
「今からな」
「そや、騎士団は騎士団で世界の統一を考えてる」
 芥川も言ってきた。
「それでや」
「僕等とやな」
「戦うことをな」
「念頭に置いてるな」
「今は中立やがな」
「将来はな」
「必ず戦うわ」
 そうなるというのだ。
「避けられへんわ」
「そう思ってええな」
「それでや」
 芥川はさらに話した。
「僕等はな」
「枢軸への戦略とな」
「騎士団への戦略をな」
「両方やな」
「考えてや」
 そうしてというのだ。
「いざという時にな」
「勝つ様にするな」
「そうするんや、僕等は確かにあの塔を踏破した」
「そうして大きな力を得た」
「成長もした、けれどな」
 それでもというのだ。
「それで終わりやなくてな」
「通過点越えただけやな」
「そや」
 まさにというのだ。
「そやからな」
「これからやな」
「あらためてな」
「国家戦略を立てていくな」
「そうしてや」  
 そのうえでというのだ。
「世界を統一してな」
「その力でな」
「世界を救おうな」
「皆で」
「そういうことやな、しかし」
 ここでだ、中里は芥川に言った。
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