第二章
[8]前話
この話をイギリスのノース=デボン=ディスクトリクトで馬の調教師をしているエマ=マッシングール銀髪でセミロングの髪の毛にアイスブルーの目の彼女は夫で牧場を経営しているエドワード黒髪に黒い目と髭の背の高い彼にも話した。
するとだ、夫はこう言った。
「うちを似ているな」
「そうよね」
「その話を聞いて」
共に家の中で紅茶を飲みつつ話した。
「本当にな」
「そう思ったわね」
「ああ」
実際にというのだ。
「馬と猫はな」
「相性がよくてね」
「仲よくなるな」
「馬は平和な生きものだから」
そのうえでというのだ。
「他の生きものと合わせられるしな」
「人とも犬ともね」
「そして猫ともだしな」
「それで猫は好奇心旺盛だし」
「馬に近寄ってな」
「懐くから」
「仲よくなれるけれどな」
そうであるがというのだ。
「特にな」
「その子がそうで」
「うちの子達もな」
「ええ」
ここでだった。
「ルイとレミもね」
「ほら。ああしてな」
「ヒヒン」
「ニャア」
「ナア」
見ればだった、白地に丸いやや灰色の模様が多くある馬の背にだ。
白字でブチの模様がある雄猫に妹の白猫がいる、彼等は馬の背中に実に楽しそうに乗って喉を鳴らしている。
その彼等を見てだ、夫婦は話した。
「コメットの背中に乗ってるよ」
「今もね」
「馬と猫はな」
「本当に相性がよくて」
「猫によってはな」
「馬に乗るわね」
「人間みたいにな」
そうした感じでというのだ。
「あの子達みたいに」
「そして馬もね」
「乗ることを許す」
「そうなるわね」
「種類は違っても」
生きもののというのだ。
「それでも」
「ええ、仲よくなれるわ」
「友達同士、家族になれるんだ」
「そうね、それじゃあこれからもね」
「あの子達が仲よく暮らせる様に」
「同じが賊として頑張りましょう」
「そうしていこう」
夫は妻に笑顔で話した、そうしてだった。
夫婦で彼等を見ていった、猫と馬は本当に仲よしだった。
優しい馬と救われた猫 完
2024・12・24
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