第60話
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ドに連絡だ、急げ!」
ヴァンの忠告と要請に技師達が驚いている中ジスカール技術長はヴァン達に自分について来るように促して技師達に指示を出した後どこかに向かって走り出し、ヴァン達もジスカール技術長を追い、ジスカール技術長と共にある場所へと向かい始めた。
「…………やはり、近隣にある何らかの坑道でしたか。」
「ああ――――――『リニウム鉱』っつうレアメタルの採掘道がある。通信波があまり届かなくってな。ノイズってのはそれが原因だろう。」
リゼットの確認に答えたジスカール技術長の説明を聞きながら目的地へと走っていたヴァン達は目的地である採掘道に到着した。
「ここにカトル君が…………」
「定期的に照明なんかの点検をしてくれていてな――――――さっき入ったばかりだ。だがそれほど大きくねえし、普段は魔獣もいねぇはずだが…………」
そしてヴァン達は採掘道に突入した。
〜レアメタル採掘道〜
「魔獣の気配、多数です…………!」
「チッ、いったいどこから紛れ込みやがった!?あいつが入ってる時になんつう間の悪い…………!…………アークライドっつったな。他のもそれなりに腕は立ちそうだ。相応の報酬は約束する――――――あの子の助けになってやってくれ。ギルドと俺の”他の助っ人”も呼んでおく、無理だけはするんじゃねぇぞ…………!」
採掘道を入った瞬間感じたフェリの報告を聞いたジスカール技術長は舌打ちをして厳しい表情を浮かべた後ヴァン達にカトルの救助を依頼し、その場から市内の方へと走り去った。
「話のわかる爺さんで助かったぜ。――――――よし、そんじゃあ奥に向かうぞ。」
「はい…………!何とかカトル君を助けないと…………!」
「ええ――――――それと先ほどから微かに”射撃音”が聞こえますね。」
「なんか得物でも持ってんのか?ま、ヒョロガキだしヤバそうだが。」
「とにかく急ぎましょう!」
そしてヴァン達はカトルを探して採掘道を探索しているとカトルが魔獣達と戦っている場所に到着した。
「いたか…………!」
「カ、カトル君…………!」
「あの銀色のは…………?」
カトルの傍にいる銀色の浮遊体が気になったフェリは不思議そうな表情を浮かべた。すると銀色の浮遊体はカトルに襲い掛かろうとした魔獣に導力エネルギーのレーザーで牽制した。
「小規模地殻変動ノ予兆ヲ感知――――――」
「くっ、さっきのアレか――――――!」
浮遊体の報告を聞いたカトルは唇を噛み締めた後シャードによる障壁を展開したが魔獣が繰り出す攻撃によって障壁は破られた。
「っ…………うわああっ…………!」
「――――――おおおおっ!!」
障壁が破られた衝撃に
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