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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
力を合わせて
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「なるべく一箇所に集まって!」

 私の声に全員がその意図を読み取って一箇所に集まる。あれだけの弾幕はこちらも一箇所に攻撃を集中しなければ突破できない。少しでも攻撃を集中してこちらの被弾面積を少なくするためには一度にやられる可能性があっても一箇所に集まるしかない。
 全員が背中合わせに円を描くように一箇所に集まり、迫りくる死の雨に向かって銃を構える。

「まだだ! 引きつけろ!」

 ラウラさんの声が聞こえる。こんなに力が入ったら指がつるんじゃないかって言うほどに引き金にかけた指に力が入っている。自分たちに当たる弾だけを見定めて誘爆を誘い、無駄弾を無くすっていうのは分かるんですがこれは……!

 さっきから敵弾接近の警報がなりやまない! 攻撃範囲は全方位!

 もう……無理!

「今ですわ!」

「撃てぇ!」

 私の指が引き金を引く直前にセシリアさんと鈴さんが叫びそれぞれの武装の引き金を引いた。それにつられるように全員が一斉にそれぞれの銃の引き金を引く。
 周囲から耳を潰さんばかりの銃声が鳴り響きその銃弾が降り注ぐエネルギー弾に吸い込まれるように射線を描く。

 次の瞬間に……空が光った。

 迫っているエネルギー弾にそれぞれの銃弾が接触し誘爆を起こし、その爆発が近くのエネルギー弾に、さらに近くのエネルギー弾にと次々引火していく。

『やったか!?』

『まだですわ!』

『次が来るよ!』

『このぉ!』

 銃声と爆音のせいですぐ近くにいる皆さんの声も聞こえず通信越しになっています。
 それぞれが次々に近づいてくるエネルギー弾を迎撃する。ふと、隣で二丁のマシンガンを乱射するラウラさんが目に入った。いつもの冷静な風ではなく、少しだけ焦りを含んでいる。内心はもっとでしょうか。でもなんでしょう。あの時を思い出してしまいますね。

『なんだ!?』

「え!?」

『用があるなら撃ちながら言え!』

 ラウラさんが全くこちらを見ずに言ってきました。ISあるから普通なんですけどちょっとビックリしてしまいましたよ。

「いえ、あの時のゲームみたいだなって」

『何?』

「水着買いに言った時の帰りですよ!」

『はあ?』

 流石のラウラさんも私の言葉が以外だったらしくて、聞いたことのないような間の抜けた声を上げました。数秒は銃声だけが響き渡って……

『ふ、ふふ……はははは! そうだな! 確かに的撃ちだ!』

 急に笑い出したと思ったらラウラさんがこちらに顔だけ向けてきました。

『なら私と勝負するか? あの時と同じように私の勝ちだと思うがな』

「是非!」

 ラウラさんが口の端を意地悪気に吊り上げてニヤリと笑う。私はそれに空になったマガジン
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