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不可能男との約束
ラッキーは無罪
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るじゃねーかと思い、普通に目を開ける。
すると、至近距離に顔があった。
しかし、想定した顔とは違い。眼鏡をかけていない。
というか、別人である。
お? と思い、改めてその顔を確かめてみると、何と立花・ァの顔であった。そして、俺の剣の方は彼女の双剣によって抑え込まれていた。
これはどういう事だ、と数瞬考えた結果、熱田は納得いく答えを脳内で思い浮かべることが出来たので、それをそのまま言う事にした。

「イリュージョンって奴か……!」

揉みながら答えを叫んだ瞬間、目の前に鉄の十字架が出現した。
おおう? と思い、ちょっと近づきすぎて、何か解らなかったので、ちょっと焦点を合わす為に、少し、顔を引いてみると、それは砲であった。
何故こんな所にこんなんが浮いてんだと思うが、それはこちらの顔面を捉えたまま逃さない。
そして、ようやくと言った調子で、目の前の女がぷるぷると震えながら、目じりに若干涙を溜めながら、何だか、さっきよりも凄い殺気を滲ませて

「……この変態を穿ちなさい……十字砲火(アルカブス・クルス)!」

そして、撃たれた。








その時、武蔵の学生と三征西班牙の学生は幾つもの動きを一瞬で見た。
熱田は撃たれた瞬間に、双剣で阻まれていた大剣の刃の方を開き、スラスターを作動させ、ほんの一瞬の間合いを開け、そこに砲弾がぶち込まれ、スラスターの勢いと手首の動作で剣を砲弾の間に持っていき、壁とする。
そこに、砲弾の連続射出がぶち込まれ、一気に四発が大剣に当たり、しかし、本人には当たらずに防いだという表情を浮かべた熱田に背後から矢型砲弾が迫り、結果として空中で五回転くらいしてから熱田は地に落ちた。
皆は暫く真顔でその光景を見ていたが、次の瞬間にむくりと起き上がった剣神を見て、とりあえず、無かった事にした。

『おい、智! 戦闘中に何しやがんだ!? 出来れば、もう少し揉んでいたかったんだぜ!?』

『浅間法廷で、裁判した結果、シュウ君は即刻死刑と言う結果になったので、結論から言えば私が正義なんです』

『おやおやぁ? 副長? 何なら、お金をくれたら逆転してあげてもいいんだよ? でも、相手がアサマチだから相場の倍になるけどねー』

『というか、君はどうしてそこで頭を狂わせたんだ。理由を言ってごらん? あ、元から頭が狂っていたから? それなら、僕にもどうしようもない……』

『け、結論速いぞ眼鏡! 俺は目の前に巨乳があったから、ただ揉もうとしただけだぜ!? 誓って疚しい気持ちはなかった!』

『逆にそれはそれで失礼なんじゃないんですかねー?』

こいつら……と思わず頭を抱えたくなるが、今はどうしようもないのでぐっと我慢する。
すると、遂に眼鏡委員長巨乳も現実を見始めたのか、きゃあ
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