第九十三話 それぞれの神具その四
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「ほんまな」
「そやったな」
「あそこで枢軸を倒す」
「私達の戦略目的やった」
「あの時の決戦に勝って」
そうしてというのだ。
「敵の首都サマルカンドを攻略して」
「そこからやった」
「インド方面、ロシア方面に分かれて」
「枢軸の領土を併呑してや」
「枢軸の星のモンを仲間にするつもりやった」
「それがや」
中里は苦い顔になって話した、その時に果たせなかった戦略目的についての悔しさ、敗北のそれも交えて言った。
「ああなった、ほんまな」
「防御力が高かったら」
「勝ってた、それでや」
「ここはな」
「防具を貰ったモンが多くてな」
そうであってというのだ。
「よかったわ」
「そやな」
「ただや」
ここでリーが自分のことを話した。
「私はちゃう」
「自分は三洞四輔やな」
「道教の教典や」
「それを授かったな」
「四書五経にや」
まずはこの神具を出した。
「七兵法書、十絶陣にや」
「神舟やな」
「そこにや」
さらにというのだ。
「さらに知力や政治力を上げてな」
「術の威力も放つ速度も上げる」
「その神具を授かったさかいな」
だからだというのだ。
「本当にな」
「それを活かしてくな」
「そうするわ、私は十星連合の宰相や」
「そやからやな」
「より高いや」
まさにというのだ。
「知力と政治力が必要ということやな」
「そやな」
中里も確かにと応えた。
「自分は」
「そやな、ほなな」
「これも政に励むわ」
「そうするな」
「ああ、太宰君と一緒にな」
内政を取り仕切る彼のことも話した。
「そうするわ」
「そして戦になれば」
「これまで以上にな」
まさにというのだ。
「新たな神具の力も使ってな」
「戦うな」
「そうさせてもらうわ」
「ほなな」
「それでうちは」
最後に綾乃が話した。
「日光やね」
「授かった神具は」
「日光っていうたら」
中里にそれはと話した。
「ほんまね」
「天照大神さんのお力や」
「そのものやね」
「そやね」
「もうな」
「神霊さんのお力そのもので」
綾乃は中里に話した。
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