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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
片恋 -あいしている-
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れに対し山本も黙ってはいられず
「まだケツの青いガキが!!大人の恋愛に口出しするんじゃ、ねぇぇぇぇーーーーーーッ!!!」
本体を収納し、その剛腕を彼女めがけ叩き下ろした。
「!!」
咄嗟に横へ跳ねるランスロット。
拳を握りしめ、すぐさま手甲の殴打によるカウンターを打ち込んだ。
「はは!!効かん!!効かんなぁガキのお遊戯なんぞ!!」
ランスロットは顔をしかめる。
攻撃は内部までに届いてはおらず、さらにその装甲は並大抵のものでは無いらしい。
「武蔵、ランスロットを援護するぞ。1秒でも早くあいつを片付けたい。」
「同意見!!」
目に入れたくない、耳にもしたくない。
こんなやつは即刻この電車から降りてもらう。
そう思い地を蹴って、俺と武蔵はロボットと化した山本に斬りかかった。
「俺に近付いてきたな!!好きだぞ!!大和!!」
「近付かないと、お前を殺せない。」
「成程!!殺したいほどに愛しているというヤツだな!!相変わらず可愛いやつめ!!全力で愛してやる!!」
背中のガトリングがこちらを向く。
放たれる弾丸の嵐。
避けはしない。全て斬る。
「ッ!!」
「何故だ!!どうしてだ大和!!上司からの
弾丸
(
愛
)
を、何故身体で受け止めようとしない!!マナーがなっとらんぞ。」
言葉は返さない。
返すだけ気持ちの悪い答えが帰ってくるだけだから。
それにこの程度、避けようと思えば避けられる。
あえて攻撃を受け流したのは、俺自身を目立たせるため。
「恋は盲目、なんてよく言ったものね!!」
案の定、俺に夢中になるあまりヤツは後ろへ回り込んだ武蔵に気付かない。
「はぁッ!!」
背後から斬りつける。
装甲はあるものの、全面に比べれば薄い。
それに武蔵はバックパックを斬った。
「!!」
斬り裂かれたバックパック、もといブースターはショートし爆発。
これで高速移動の手段は奪えた。
だが、
「フンッ!!」
胸部の一部と膝の装甲が展開。
そこから出てきたブースターが火を吹き、後ろへと急速に下がっていく。
それはつまり、
「!!」
背後にいる武蔵を巻き込んで下がっていくことになる。
「が…ぐぅ…っ!!」
そうして突撃され、武蔵は奴の背中と壁に挟まれる形となってしまった。
「この…っ!!」
「フハハハハ!!!このまま押し潰してやる!!死ねぇ泥棒猫!!俺から大和を取ったことを後悔しながらなァ!!」
山本がさらにバーニアを吹かす。
このままでは危ない。武蔵が潰されてしまう。
「武蔵!!」
「助けになぞ行かせんぞ!!」
援護に向かおうとするが、山本は背中のガトリングと両腕を前へ突き出す。
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