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博士の挑戦状
第二百四話

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                 第二百四話  小田切君の腕
 博士は小田切君に話した。
「実は難しいゲームじゃ」
「悪魔城ドラキュラは」
「あとゼルダの伝説もな」
 このゲームもというのだ。
「小田切君はあっさりとクリアしたが」
「それでもですか」
「そうじゃ」
 まさにというのだ。
「実はな」
「難しいゲームで」
「それでじゃ」
 そうであってというのだ。
「中々な」
「クリア出来ないですか」
「そうなのじゃ」
「そうなんですね」
「随分上手じゃな」
 ゲームはというのだ。
「観て驚いた」
「そうですか」
「案外な」
 博士はさらに言った。
「そういうことはわからんか」
「僕はゲームが出来ましたら」
 小田切君はそれならと話した。
「それでよくて他の人のことは」
「気にしないか」
「はい」 
 そうだというのだ。
「どんなゲームしても」
「プレイ内容もか」
「遊べたらよくて」
 そうした考えでというのだ。
「他の人のプレイもです」
「観ないか」
「ゲーム実況も」
 それもというのだ。
「全くです」
「観ないのじゃな」
「はい、ですから」
 それでというのだ。
「上手とはです」
「思わなかったか」
「そうです」
「そうなのじゃな、しかしな」
「僕ゲーム上手ですか」
「そうじゃ」
 まさにとだ、博士は話した。そしてファミコンのコントローラーについてもさらに話すのであった。


第二百四話   完


                      2024・9・20
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