指輪
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「すごい! この指輪、すっごくすごいね!」
「うん、凄い指輪だよ」
ハルトは結梨の頭を数回撫でて、えりかへ向き直る。
「そろそろ帰った方がいいかな?」
「そうですね。あまり遅くなるのも危ないですからね」
「お兄ちゃん!」
「ん?」
「決めた!」
ハルトを見上げた結梨は、即、ハルトの腰にしがみつく。
「うわっ!」
「わたし、お兄ちゃんのお嫁さんになってあげる!」
「え……えええええええええええええっ!?」
「ぽかーん……」
突然の結梨の爆弾発言に、ハルトとえりかがそれぞれ目を白黒させる。
だが、結梨は構わず続けた。
「大人になったら、お兄ちゃんと結婚してあげる!」
「こ、これって、幼少特有のやつ、だよね」
「多分、そうですね」
「えへへ!」
えりかも同意する。
結局この後、教授の元に戻るまで、結梨はハルトの腰から離れることはなかった。
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