スーパーロボット大戦OGs
0069話
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くした近接武装として使えてもおかしくはないだろう。
改めて観察してみると、元々の機体色である青い表面を緑の蔦が何かの紋様のような形で覆っている。機体の大きさもこちらの2倍程度まで増えており、PTというよりは特機と言った方がピッタリくる。
……まぁ、少なくても俺はあんな怪しげな特機は絶対に使いたくないが。
「とにかく、お前は最後のメインディッシュだ。これでもくらって少し大人しくしていろ。ファントム!」
本来なら数機は保険として残しておきたいのだが、ベーオウルブズ相手にそんな真似をしていてはそれこそ命取りになる可能性が高いので、ファントム28機全てを射出して中距離からのレーザー射撃のみでベーオウルフを牽制する。そして俺は狙いを1機にまで減った最後の量産型ゲシュペンストMk-Uへと変え、ブースターを全開にして突っ込む。
俺が向かってくるのにあわせてネオ・プラズマカッターを振りかぶるが、今更その程度の攻撃などっ!
「加速!」
精神コマンドの加速を使用し、ブースターを小刻みに噴射させる事で不規則な軌道を描きながら敵機へと近づいていく。
相手も覚悟を決めたのか、こちらの進路を予測してネオ・プラズマカッターを振り下ろしてくるが……
「甘いんだよっ!」
ベーオウルフに対して牽制攻撃を仕掛けていたファントムのうち、1機が近くにあるファントムへとレーザー弾を撃ち込む。
レモンの改良によりレーザー反射材でコーティングされたファントムはその効果を発揮して撃ち込まれたレーザー弾を反射する。ベーオウルフではなく、量産型ゲシュペンストMk-Uへと。
反射したレーザー弾はネオ・プラズマカッターを振りかぶっていた右手へと着弾。反射の為に威力は弱まっていたが、それでも右手を破壊する事には成功し、その右手はネオ・プラズマカッターを握ったままあらぬ方へと飛んでいった。
そして右手を失った機体のすぐ目の前には既にグロウセイヴァーの姿がある。
「存分に食らえ、大サービスだ! ファイア・ダガー発射!」
グロウセイヴァーの胸部装甲から大量の小型ミサイル、ファイア・ダガーが発射される。
いくら小型ミサイルで1発の威力が低いとは言え、ほぼ零距離からの攻撃だ。
小規模な爆発を繰り返し、黒煙が晴れた後には手足が破損して胴体のみになり既に碌に動けない状態になっていた。
とにもかくにもこれで残りはベーオウルフのみ、か。
深呼吸を1つして、改めて意識を対ベーオウルフへと切り替える。
「ファントムっ」
ベーオウルフに対して牽制攻撃をしていたファントムを全機戻し、後方へと浮かべてからベーオウルフの機体の損傷を確かめるが、目に見える損傷は無い。
いや、あるにはあるのだが、こうして見ている間にどんどんと修復
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