暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜黒の剣士と紅き死神〜
フェアリー・ダンス編
世界樹攻略編
On the day before the battle
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
に開けられた扉の向こうに須郷が消えると、ベットの上で長く息を吐く。

キリト、レイに加え、カイト達まで来てくれた。




(……私も)




須郷の隙を見て盗み見たこの部屋の鍵の解錠コード。それを使って脱出し、システムコンソールにアクセスしてこの世界からも脱出する。

もう少し……もう少ししたらそれを試みよう……。










______________________________________









Side螢




「さて、洗いざらい吐いてもらうぞ」

「待てよレイ。俺ら別に悪いことした訳じゃないぞ!?」

「何で縛られてんだ!!」


午前10時、御徒町のエギルの店では『《オラトリオ・オーケストラ》リアルdeミーティング』(命名・ホルン/瀬田夏希)が行われていた。


「せ、先輩!助けてください!ていうか何で嬉々として縛ってるんですか!?」

「縛られてる海斗君……」


顔を赤らめてる危険人物が居るんだが……。


「……なあ、レイ」

「何だ、リオ?」

「俺は何故縛られてるんだ?」

「……ノリだ」

「おおい!?」


冗談はさておき、


「なるほど、海斗(カイト)(ユウリ)夏希(ホルン)はリアルで知り合い。狼李(アード)は凜と連絡先を交換してて、レオン(リオ)は海斗が探し出したと」

「……そう言ってるだろ」


ムスッ、としながら海斗がジンジャーエールを飲む。

そして、狼李に目を向けながら言う。


「それにしても、アードは日本人かと思ってたよ」

「……おじいちゃんが日本人なんだ」


などと雑談が一段落したころに本題を切り出す。


「よし、もう大体事情は解ってるとは思うが、SAO未帰還者約300人。その中にアスナも居るわけだが、彼女だけはちょいと事情が違うようだ。……コイツ」


用意していた写真を出すとテーブルの上に置く。


「須郷伸之。コイツが未帰還者を捕えている犯人だ。……海斗、知ってるか?」

「……会ったことはないけど、浩一郎兄さんが嫌がってたのは知ってる」

「ふむ……」


もう面倒くさいから捕まえに行ってしまおうか……。

などと考えに浸っていると、レオンが声をあげた。


「レ……じゃなくて螢、1つ聞きたいのだが、いいか?」

「ああ。答えられることなら」

「こ難しいことはどうでもいい。お前はコイツが犯人だという確かな情報を持っていて、裏を取ろうとしている……それで合ってるか?」

「ああ」

「じゃあ、俺達は協力する。1年以上一緒
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ