第三部 1979年
戦争の陰翳
柵 その3
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ないだろう」
長官の横にいる補佐官の推測は、鋭かった。
彼はハーバード大在籍中にCIAにリクルートされた人物だった。
「もしや、今回のバーナード星系からの奇妙な通信は……」
「増援部隊の要請かもしれない」
長官は言葉を切ると、セーラムの箱からタバコを取り出した。
紙巻煙草に火をつけると、薄荷の匂いが部屋中に広がる。
「数光年の距離を自在に移動してくるとなると、手ごわい相手になる」
長官は、そう言葉を結ぶ。
意外な話に、分析官はビックリしていた。
太陽系外、ましてや数光年先から生命体が飛来するなどとは信じられなかったからである。
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