スーパーロボット大戦OGs
0068話
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ランスが……いえ、それに関してはセッティング次第でどうとでもなるわね。そうなると問題は?」
レモンの考えている様子を眺めていると、ふとT-LINKシステムが何かを感じた。これは、奴が来るのか?
「レモン、先に行け」
「アクセル?」
俺の雰囲気が変わったのに気が付いたのだろう。考え事を中断して不思議そうな顔でこちらを見ている。
「俺に客だ。……いや、この場合は送り狼だな」
「まさか、ベーオウルブズ?」
「ああ、このまま尻尾を巻いて逃げるのは我慢ならん。それにあのベーオウルフの事だ。もしかしたら次元転移に付いてくる可能性もある」
普通なら有り得ないと断言出来るのだが、相手が相手だ。下手をしたら冗談じゃ無しに向こうの世界へと付いて来かねない。
何せ、向こうの世界にもアインストは存在しているのだから。
「来たな、腐った連邦の亡霊共が。進む先にあるもの敵味方関係なく全てを喰らい尽くす者共、連邦軍特殊鎮圧部隊、ベーオウルブズ」
現れたのは、ベーオウルフのゲシュペンストMk-Vとその脇を固めるように量産型ゲシュペンストMk-Uが4機。丁度ブリットを吸収した時と同じ布陣なのは運命の皮肉と言うべきか。
「ゲシュペンストMk-V、やはり最後まで俺達に付きまとうのはキョウスケ・ナンブ、お前か」
「ここまで来ると、執念以上のものを感じるわね」
「士官学校で出会い、シャドウミラーとしての任務で共闘し、最終的には敵になる、か」
「昨日の友は今日の敵、って訳ね」
レモンと会話をしていると、ベーオウルフから声が聞こえてくる。
「お前達は……望まれていない…世界を創る……故に撃ち…貫く」
その言葉と共に、ゲシュペンストMk-Vの機体が大きくなっていく。幻影とかそういうものではなく、物理的に巨大になっているのだ。
「こ、この反応は!?」
「俺と最後に戦ったあの時に比べて、また変化してるな」
「ヨーロッパで戦った時よりもさらに様子が変だわ。彼も、機体も」
「ククク……フフフフフフ……創造と破壊、破壊と創造、創造は破壊、破壊の創造」
「完全にあちらの世界へと逝ったか。こちらの事を理解しているかどうかも怪しいな、化け物が」
グロウセイヴァーをベーオウルブズに向けて進める。
「アクセル、どうするつもり?」
「決着を付ける」
「待って! すぐ私達が跳ぶ番なのよ!?」
「後顧の憂いは断っておくべきだろう。奴は危険な存在だ。もう人間ですらなくなっているようだしな」
「その憂いってベーオウルブズの事かしら? それとも……」
「どちらもだ。俺達が転移を行った後、リュケイオスを確実に回収する為にも不確定な要素は可能な限り取り除く。……特にそのイレギュラーの中でもこいつは別格だ」
「
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