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ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜
ALO編ーフェアリィ・ダンス編ー
24.完全攻略
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が姿を現し、キリトくんの肩の上に乗る。

「どうしました、パパ?」

「あのガーディアンとの戦闘で何かわかったか?」

「ステータス的にはさほどの強さではありませんが出現数が多すぎます。あれでは.......攻略不可能の難易度に設定されてるとしか.......」

「総体では、絶対無敵の巨大ボスと一緒ってことか......」

「でも、パパとシュウさんのスキル熟練度があれば瞬間的な突破は可能かもしれません」

キリトくんは、シュウくんと顔を合わせ互いに頷き、私とレコンの方を見る。

「みんな。すまない.......もう一度だけ俺たちのわがままに付き合ってもらえないか?なんだか時間がない気がするんだ」

世界樹の上を見上げる。

「あたしに出来ることなら何でもする。それとこいつもね!」

レコンの肩を肘で突っつく。

「えー!まぁ、リーファちゃんと僕は一心同体だし」

レコンの頭を殴る。

「調子のんな!」

私はキリトくんに手を伸ばす。するとレコンは慌てたように私の手の上に両手を置く。そしてその上にキリトくんとシュウくんが手を置き、その上にユイちゃんが乗る。

「ありがとう......みんな」

「ガーディアンは俺とキリトで引き受ける。後方からヒールするだけなら襲われる心配はないと思う」

皆が頷く。

「ーー行くぞ!!」




再びこの中に足を踏み入れるとは思わなかった。

キリトくんとシュウくんが空中を飛び交うガーディアンを次々と倒していく。

「スゲぇー」

「でも、敵の数が....」

円形の頂点に近づくに連れ敵のガーディアンの数が増えていく。

それはいつの間にか空中を埋め尽くし、円形の頂点が見えなくなるぐらいに。するとガーディアンたちが突撃体制に入り込み、キリトくんとシュウくんをまるで雨のように襲いかかる。

「レコン!」

ヒールの詠唱を唱え、シュウくんとキリトくんをヒール。

二人が体勢を立て直すのも矢先、突進してきたガーディアンがこちらを向く。

「な、なんで僕たちがターゲットされるの」

「多分、あいつらは外のモンスターとは違うアルゴリズムを与えられているんだわ。これじゃあ、前衛と後衛に分ける意味がない」

(キリトくんとシュウくんを助けなきゃ)

シュウくんたちのもとへ飛ぼうとした時、レコンが私の手を掴む。

「待って!」

「レコン!」

「リーファちゃん、僕よくわからないんだけど.......これ、大事なことなんだよね.......?」

「そうだよ。多分、これはゲームじゃないんだよ。今だけは.....」

レコンの顔つきが急に変わる。

「ぼ、僕が何とかして見せる!!」


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