第9章 有栖零治
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に居る黒い鎧を着ている奴が有栖零治、記憶の中で勘違いしてたみたいだ」
「ウォーレン………?記憶の中で勘違い………?そんな事いきなり言われてもな………」
ウォーレンの言葉に戸惑うレオ。
「まあそりゃそうだろうな………零治は生前俺の相棒で、魔法が一般にある世界で一緒に仕事をしていた。そして大きな事件に巻き込まれた時、俺は殺された筈なんだけど………」
「先輩は神様のじいさんの事は覚えているんですか?」
「………ああ覚えているよ。そして一緒にお前を見守っていた。初めて話したのは平行世界で大怪我した時だな。あの時はお前があっちに渡りかかってたから何とか踏みとどまらせた」
「それじゃあアタシの事を知っているのは………」
「ああ、見ていたからな」
「夢じゃ………無かったんですね」
「そして二度目は俺のレアスキルだな。それで俺は輪廻転生無く消えるだけだったんだけどな………」
「なのに何で先輩は………?」
「それは俺にも分から無い………一体何で………」
そう話した後、悩む2人。
「何やら到底信じられない話をしているが、取り敢えずそれは置いておこう。先ずはあの化物をどうにかせねばならない。最初に出てきた魔物も本当は魔物では無く、ただ普通に生活していた狐の子供なのだ。ワシはどうしても助けてやりたい。レイ………ウォーレン、ワシに力を貸してくれ」
そう言って頭を深く下げるレオ。
「………何頭下げてんだよレオ。俺はレオの味方だ。力を貸すって言ったろ?俺に任せてくれ」
「ウォーレン………」
「レオ………」
「なあ零治、あの2人いい雰囲気じゃないか?」
「これをシャイデが知ったらどうなる事やら………」
そんな2人を見て、零治とアギトがコソコソと話していたのだった………
「で、先輩どうするんです?」
「先ずはあの化物に大きなダメージを与えてジュエルシードを取り出す。その後は俺と零治で封印だな。狐の方はレオ達に任せる」
「ああ、分かった」
「で、先輩はどうやって封印するんです?デバイスも持ってないのに?」
「あっ………」
「全く、先輩は………」
そう言って零治は懐から一枚のカードを取り出した。
「それは………!!」
「ティーダさんの渡し損ねた先輩への贈り物です」
そう言って投げたカードを受け取るウォーレン。
「ティーダ………ありがとな。………ハーディアス、セットアップ!」
そう言うとウォーレンの体が光に包まれ、現れたのは………
「漆黒のロングコート?」
「何だこの死神みたいな姿!?」
「ティーダさんの意趣返しですって。ただそのロングコートは俺のバリアジャケットの名残りです。あの時使ったんで………何か先輩死ぬ前に金借りました?」
「
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