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彼は いつから私の彼氏?
息子 達樹との会話
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 私は、このままじゃぁ 水澄と翔琉君との間を抑えきれないと思って 達樹にだけ告白することにした。それに、今回の旅行のこともあるのだし、智子ちゃんだけでなく、身近な所でもガードする必要もあると思っていたのだ。丁度、水澄がお風呂に行っている間に

「達樹 話があるの あのね 今から話すことは お父さんにも水澄にも 内緒ね あなたを一人前の人間だと思うから・・・話すんだけど・・・秘密は絶対に守ってね」

「へっ 何の話・・・わかった! お母さん 深刻なんだ」

「そう 絶対 秘密の話 達樹がやっと1歳になった頃ね お父さんにあなたの子守をお願いしてたものだから お母さんはパートの帰りが遅くなってしまって 急いでいて近道の薄暗い公園を通ってしまったの その時、暗がりから出てきた男に・・・襲われたの・・・そう 女としてね でもね それは一時のことだと思って、忘れるようにした。お父さんを愛していたから・・・つぎの年になって、水澄が生まれた。お母さんはお父さんとの間の子だと信じるようにして・・・水澄は良い子に育ってくれたわー それから、女の子だったこともあるけど・・・水澄が可愛くって あの子の言うことは出来るだけ叶えてきたつもり あの子も期待に応えてくれたわー 幸せだったの だけど、お正月に欅原さんとこに行って・・・あの家のお父さんと手が触れたのよねー その時に・・・蘇ってきたのよ・・・あの時の男って・・・水澄はあの時の子かもって・・・」

「ウッ うー それ確かかよー 顔 知ってるの?」

「いいえー あの時の男は 覆面していたしー でも、あの手の感触 忘れないわー それに・・・水澄と翔琉君 顔が似ているって言われてたでしょぅ?」

「だけどー そんなのってよー 水澄は・・・」

「そうよ 翔琉君とは 母親は違うけど 兄妹かもね だから、男と女になっちゃー駄目なのよ わかるでしょ 達樹 だから・・・お母さんが・・・」

「・・・ あんまりだよー 水澄は翔琉のことが好きになってるんだよー そんなのってー もっと 確かめようがあるじゃん DNAとかー」

「確かめてどうするの? 父親がお父さんと違ったらー 水澄は すごく、ショック受けるわー お母さんとお父さんの間の子だとしても、私はあの男の息子なんだと思うと、水澄が翔琉君とお付き合いしていくのは絶対に嫌なのー でも 確かに達樹と水澄はお母さんの子供達なの 達樹 ふしだらなお母さんでごめんなさいね」

「そんなー お母さんは 何にも 悪くないよー ちゃんと俺達を育ててくれた」

「ありがとう 達樹 だからね お願いしたいのは 水澄と翔琉君を近づけたくないの あの子には何にも知らないまま 他の子を好きになって、結婚して、幸せになってほしいのよー わかってぇー」

「・・・わかった
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