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ツバサ -DECADE CHRoNiCLE《ディケイドクロニクル》-
第18話:銃弾とヤイバ
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に落ちていた瓦礫の中にあった鉄屑を拾ってタイタンソードに変えると、自慢の防御力で耐えながら近づいていく。

「おりゃあああ!!」

「甘い!!えいっと!!」

ドレイクはクウガの振り下ろすタイタンソードを軽くかわしながら、クウガへ向けて銃撃を繰り返す。
タイタンフォームの防御力で防がれてはいるが、決して良くない状況なのは目に見えている。
現にドレイクは横から飛んでくるサガのジャコーダービュートによる鞭攻撃をドレイクゼクターの羽根の刃で捌きながら応戦している。

「よっと!」

「ちょっとちょっと、邪魔しないでよ!!」

「生憎とそういうわけにはいかないんだよねー」

「お互い様にね!」

ドレイクは銃口を向け、光弾をサガへと放った。
そのまま光弾が直撃し、火花を散らしながら吹っ飛ばされてしまう。
攻撃を受けたサガを見てクウガが叫ぶ。

「ファイ!」

「君も受けな!クウガ!!」

「くっ!?超変身!」

クウガはドレイクの銃撃を受け切った後、隙を付いてタイタンフォームから姿を変える。
機動力の高いドラゴンフォームへと変わり、ドラゴンロッドによる素早い棒術で応戦を始めた。

突如ネオライダーの参戦により、物陰に避難しながら戦いの様子を見ていた北条と夏海は彼ら二人は騒然としていた。
G3の三人はワーム達の対処に追われ、身動きができない。
苦虫を噛み潰したような顔を向けながら北条は呟く。

「最近の傾向からわかってはいましたが、出てきましたか!」

「士君達、大丈夫でしょうか……」

「私達が心配したところで戦っているのは彼らです。僕らにできることは……」

北条は夏海にそう言いながら、手元にある拳銃に視線を落とす。
対未確認用に調整された装備だが、それでもネオライダーに通じるかどうか怪しい。
それでもないよりはマシだと北条は構えようとする……そこへ、無線機から通信が入る。
相手は一条からだった。

『こちら一条、配置につきました』

「ッ!!一条さん!」

『状況はこちらでも把握している。今すぐ応戦に出る』

通信越しの一条の言葉を聞いて、とりあえず安心した表情を浮かべる北条。
それを見て、夏海は訊ねる。

「そういえば、一条さんっていうあの刑事さん。一体どこに?」

「彼ならいますよ。一緒に戦っていますから」


―――――


ディケイド達がネオライダーと戦っているときに戦っている少し離れたビルの屋上。
そこには一人の仮面の戦士が重火器を構えて狙いを定めていた。
G3に酷似した姿形を持つその仮面の戦士……そのオレンジの複眼で捉えたのは、クウガを追い詰めるドレイクの姿。
銃撃でクウガを追い詰めるネオライダーのボディを狙って、引き金
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