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ツバサ -DECADE CHRoNiCLE《ディケイドクロニクル》-
第16話:誇りあるケイジタチ
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している未確認達と戦う戦士達、通称仮面ライダーは味方と明確に判明しているのは8人……その中にはクウガもいる」

「その他に、アギト、龍騎、ファイズ、ブレイド、響鬼、カブト、キバ、の7人か」

士は怪人達と戦うライダー達の名前を口にする。
この中に電王や士の変身するディケイドがいないのは、時間や世界にて活動しているライダーのため確認できなかったのだろうと勝手に片づける。
北条が士が口にした"アギト"という単語に反応を示す。

「やはり、アギトもその仮面ライダーというものに入るのですね」

「そうですけど、それがどうか?」

「いえ……失言でした、流してください」

ユウスケの問いにうっかりしてしまったという表情をしながら北条は一条の人へ話を促した。
一条は士達へ向けてあることを告げる。

「君達の事情はある程度分かった。だが、ネオライダーとは極力関わらないほうがいい」

「どういうことだ、それは」

一条の言い放った言葉に反応したのは黒鋼だった。
黒鋼に対して、一条は話を続ける。

「未確認生命体と結託し、さらには我々の見たこともない武装で暴れまわっている……はっきり言って、我々警察では対処しきれない」

「確かにねぇ、あちらさんも仮面ライダーに変身しているし……」

「だから俺達をこっちへ引き入れる、もしくはアイツらに抱きこまれて先を越されない様に釘を刺しに言いに来たってわけか?」

ファイと黒鋼の言葉を聞いて、スーツ姿の男たちは口を閉じる。
一触即発の剣呑な雰囲気が漂い始めた中、一人の人物が慌ただしく入ってくる。
一見すれば中学生にも見える女性警官……夏目と呼ばれた彼女は一条に対して焦った様子で要件を言い始めた。

「一条さん、大変です!頼打地区にてまた未確認です!!」

「なんだと!?夏目、準備を!」

一条をはじめとしたスーツの男たちは椅子から立ち上がり、あわただしい様子で出ていく。
未確認……恐らくは怪人が出たのだと判断した士達は自分達も向かおうとする。
その際に北条に呼び止められる。

「待ちなさい。もしかしなくても貴方達も行くんですよね?」

「そりゃまあ、聞いた以上は見過ごしておけないからな」

「はぁ……なんでこんな人たちがアギトのような人達なんでしょうね。ついてきなさい、警察車両で現場まで送ります」

士の言葉を聞いて、渋い顔をしながら五人を案内する。
何故彼があんな顔をしたのか不思議がる一同は彼についていった。


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