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彼は いつから私の彼氏?
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と返すのよ どうしゃったの? あの子 何かに憑りつかれたみたいにー」 

「もともと フットワーク良い子だから この間の練習で、いきなり伸びたんじゃぁないですか センスありますよねー でも (私は上を目指すんだ)って唱えながら打ち込んでるんですよー 執念ですね!」

「響 相手するの 代わってー 私 疲れた」

 そうなのだ。今日の私は、不思議なことに、相手の繰り出すサーブが見えていて、身体が自然と動いて打点がわかっていたのだ。コーチの相手をしていても先輩達が手を止めて、驚いているのか私のことを注目して見ているのがわかっていた。

 その後、廻りでは1年生の部員がモップ掛けが行われいていたが、私は六角先輩の相手で特訓を受けて居た。終わった後

「水澄 あなた 逆サイドが極端に弱いわ フットワークじゃぁカバーし切れてないじゃぁないの もっと バックハンドを練習しなさい それと、サーブね あんなんじゃぁー 簡単に逆サイドを狙われるわー そこを強化しないと 上を目指すなんて、まだまだ遠いわよー いくら スマッシュがすごいて言ってもねー お念仏だけじゃぁダメね」と、六角先輩に冷たく言われたのだ。

「六角先輩の時は 散々 やられたわー」と、帰りの電車の中で

「うん 水澄は逆サイド 攻められると ぜんぜん あかんねんもん」

「そーよねー だって バックレシーブなんてでけへんわ」

「しゃーないよ いくら水澄がミラクルなんて無理よ 卓球初めて まだ 2か月なんよー よく やっているほうよー ウチは水澄について行くので アップアップよー」

 でも 私の中では 我慢出来なかったのだ。どういう練習をすればいいのかを考えていた。その夜、佳純様のビデオを繰り返し見て研究していた。

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