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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
XV編
第224話:メロディーに隠されたもの
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た刃を交わした。
「くぅっ!?」
危うい所だったが、何とかこれも躱す事が出来た。その事にトラックの上で起き上がりながら安堵をしていると、今度はクリスがライフルに変形させたアームドギアで飛んでいるカリヴァイオリンを撃った。その銃弾は回転しながら飛んでいる剣に弾かれ、完全に油断しているメデューサの脇腹に突き刺さる。
「貰った、そこだぁッ!」
[RED HOT BLAZE]
「うぐぁ、なぁ……!?」
最初に一撃のみならず、続く二撃目までもがフェイント。本命はクリスの一撃である事に気付いた時には既に遅く、脇腹に走る熱い衝撃を感じたと思った次の瞬間にはメデューサはトラックの荷台から突き落とされていた。
「く、そぉぉぉっ!?」
〈イエス! スペシャル! アンダスタンドゥ?〉
だがメデューサもただではやられない。彼女は落下の直前、悪足?きの様に周囲に石化魔法を放ったのである。あれは普通の魔法では防御出来ない事を知っている透とガルドは、咄嗟に足元の道路を破壊しその残骸を壁にして自分達と周囲の一般車両を守る為の盾にした。
「チィ、トオル!」
「はい!」
〈キャモナ! シューティング、シェイクハンズ! ファイアー、シューティングストライク!〉
〈イエス! グラビティ! アンダスタンドゥ?〉
ガルドが破壊した道路の残骸を、透が重力魔法で浮かせて石化光線を受け止める。それと同時にガルドは後方から走って来る車両を強制的に停車させる為、バインドの魔法で迫る車両を根こそぎ急停車させ被害の拡大を防いだ。お陰で道路の破損以外に被害はなく、トラックから振り落とされたメデューサは落下すると慣性の法則で前方に転がりながら変身が解除されその場で倒れた。
「うぐ……うぅ……」
痛む脇腹を押さえるメデューサ。幸いと言うべきか、クリスの放った銃弾は直撃はしたが跳弾した際に威力を幾分か失っていたのかメイジの鎧を抜く事は出来なかった。だが衝撃までは完全に防ぎきれず、内臓を傷付けられたのか口からは血が零れ落ちている。
満身創痍になりながらも、この場から逃れようと腕だけで這って移動するメデューサだったが、一般車両を守り切った透達は崩れた道路の先で地べたを這う彼女に追い付きクリスがリボルバー拳銃に変形させたアームドギアを突き付ける。
「プチョヘンザだ! 観念しな、メデューサ」
「年貢の納め時と言う奴だ」
「あ、今度は間違わなかったわね?」
「これぐらい間違えるか!」
「ゴメンナサイ、僕もちょっと驚いてます」
「はぁっ!?」
「今までの事を思い出すんだな」
漸く因縁のあるメデューサとの戦いにも決着が付きそうだと言う事で、警戒は怠らないながらも互いに軽口を叩き合い始めるクリス達。
だがこんな追い詰
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