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彼は いつから私の彼氏?
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 その夜 お母さんから「どうだったの?」と、聞かれて

「面白かったよ! ねぇ お母さん この辺りにもナウマンゾウが居たかも知れないって知ってた? 人間がね 捕らえて食料にしてたんだって お肉はきっと 固いんだろうなぁー ナウマンゾウってねアジアに居る象の祖先でね、だからアジアにしかいなかったみたい。でも、マンモスはね 正確には象の祖先じゃぁ無くてねシベリアとか北アメリカにしか居なかったみたいよ それにね ゴキブリって大昔から人間と戦ってきたんだってー」

「あのねー 水澄ちゃん  面白かったのはいいけどね お母さんが聞きたいのは 一真さんと どうだったのってこと」

「一真さんのことかぁー 良い人よ 最初の印象と違ってね でも 年が離れているせいか 一歩下がってしまってー 隙間があるのよー なんか 違和感あるかもー」

「水澄 お母さんだってね お父さんとは8つ離れているわー でも、一緒になると そんなの関係ないわ むしろ それっ位のほうが良いのよ」

「お母さん 結婚する訳じゃぁー そんなのーぉ」

「何言ってんの 水澄は もう 将来のお相手を意識する歳なのよー 年齢を重ねるって 直ぐよ」

「だって 私まだ 中学・・・」

「そう もう中学生 そして、高校、大学とあっという間よ それから結婚相手を探してー だから、そのことを頭に置いておかなきゃーなんないの! 今まではいいわよー 遊び相手だからー だけど、もう同い年の子なんて相手しちゃーダメよ あなたは 太子女学園の生徒なのよ! 品格が違うわ この辺の子と違うの! 自覚しなさいね!」

「・・・自覚・・・」

 私は、お風呂から出て、いつものようにお兄ちゃんに

「お風呂出たよー」

「おっ 水澄 さっきお母さんと話込んでいたみたいだけど・・・おっ お前 又 風呂で泣いていたのか 眼が赤い」

「ちゃうよー シャワーが・・・あのね お兄ちゃん お母さんがね (もう同い年の子なんて相手しちゃーダメよ あなたは 太子女学園の生徒なのよ! 品格が違うわ この辺の子と違うの! 自覚しなさいね!) って それって 翔琉と逢っちゃー駄目ってことだよねー?」

「ふ〜ン そう言われたのかーぁ 今日のデートはどうだったんだ?」

「良い人よ 私のこと大切にしてくれる だけど 親近感というか なんか 違うの 翔琉とは それに、あの人 塾に行くからしばらく会えないんだってー」

「なるほどなー」

「お母さん 変ったよねー 前は そんなこと言わなかった 翔琉のことも・・・」

「まぁ でも、そー言われたんなら 今は、そーするしかないんじゃあないか あの人なりの訳とか良い分があるんだろうから 俺も、お母さんは変わったとは思うが・・・水澄もお母さんのこと 
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