第18話
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ー!」
「私は魔王だ。人間の嫌がる事をしたくなる性分なのよ」
クレオは拒否の絶叫を上げながら光の柱に包まれた。
「あーーーーー!」
が、クレオは先程の狼やフレイザード2号と違って外見に変化はなかった。だが、200万年分の進化・進歩を果たしてしまった身体なので、中身は劇的に変わっている事だろう。
しかし、クレオはBLを楽しむのに適していない容姿になったのではないかと言う恐怖に屈して失神してしまった。
「ひど……い……」
「だろうな。進化の実の毒味をさせられたのだから」
さて……今度こそハドラーちゃんが最後となった。
ハドラーちゃんは躊躇いも無く進化の実を食べて光の柱に包まれ、立ったまま意識を失って立ったまま夢を観ていた。
「ここは?」
ハドラーちゃんは夢の中で闇の中を歩き続けたが、目の前に何かの大群がやって来たのでその場で停まった。
「アレは……俺?」
そう。ハドラーちゃんの前に現れたのは、転生による女体化どころか超魔生物に成る前の……魔軍司令時代のハドラーだった。
それだけではない。
魔軍司令時代のハドラーは様々な種類のモンスターを引き連れていた。
それが何を意味するのか?それを正しく理解するハドラーちゃん。
「なるほどね。お前達は材料か?ザボエラが俺を超魔生物に作り変える際に使われた材料か?」
目の前の大群の正体は判明したまでは良かったが、問題はどう対応するかである。
「まさかと思うが、こいつら全員を超えろと……」
ハドラーちゃんは直ぐに超魔生物になった理由を思い出し、目の前の大群を倒すのは違うと直感で悟った。
「……は、違うな。俺は望んでこいつらを取り込んだ……なら」
一方の魔軍司令時代のハドラーは、何故か汗だくだった。
「何を恐れるハドラー?アバンの使徒に敗ける事か?それとも、大魔王バーンの機嫌を損ねて魔軍司令の座を失う事か?」
ハドラーちゃんの指摘に年甲斐も無く反論する魔軍司令時代のハドラー。
「だ……黙れ!何故バーン様に楯突く!?そんな事をして何の得がある!?」
「呆れたな。我ながら保身に走ったクズは、何時見ても醜いな」
「答えになっていない!それとも、本当はバーン様に楯突く理由が無いのに叛旗を翻したと言うのか!」
冷静に言葉を紡ぐハドラーちゃんに反し、魔軍司令時代のハドラーは完全に怯え慌てていた。
「何を言っている?単純に邪魔だからだ。勇者アバンとその使徒達との戦いにおいて、あ奴らは本当に邪魔だった。特にキルバーンはな」
「あ、あ奴らって……貴様、口の利き方に―――」
「それに、己の立場を可愛がってる男に、真の勝利など無い!アバンに敗れ大魔王バーンの盟約により復活したあの日から、お前は大魔王バーンの全軍を束ねる魔軍司令などではない。ただの着飾った奴隷だ」
「だ、黙れ!」
が、魔
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