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彼は いつから私の彼氏?
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しかして 原始人?」

「うん 地底から蘇ってきたのかも 水澄ちゃんに 逢う為」

「そうかー いいや 次行こぉー」と、私は見え見えの冗談に身震いしながらも、思わず彼の手を引っ張っていた。その後、恐竜とかの骨格標本を見て廻っていると

「水澄ちゃん もう少し おとなしく見ようね」と、諭すように・・・。私は、初めて見るようなものばっかりで、その度に大きな声で騒いでいたみたい。

「あっ だって びっくりしちゃってー 初めてだから・・・」

「まっ まぁ いいんだけど 周りの人がこっち 見るからー ただでさえ 目立つのにー」

「・・・私達 目立つの?」

「達じゃぁなくってー 水澄ちゃんが そのー 無邪気で可愛いからー」

「はっ それは・・・子供ってこと?」

「いや それは・・・えーとぉー 植物園を見て 何か食べよーか」

 私達は、博物館、植物園を出て公園内の喫茶店で食べようかと向かって、私はカツサンドとレモネードを注文すると、彼も同じもので。

「たべたら アスレチックのほうに 行こうか?」

「うん 行く!」

「あー でも そんな短いスカートでだいじょーぶカナー」

「平気だよ インパン付きだからー」

「インパン?」

「インパンだよー インナーパンツ 知らないの?」

「ウッ インナーパンツだろー」

「あー 見たこと無いんだぁー」と、私は立ってスカート部分をめくって

「おい! わかったよー もう いいよー まぁ 短パンみたいなのが下についているんだな」

 と、私達はその野外アスレチックに向かって、やっているうちに自然と手を繋いだり、私が一真さんに抱き着いたりして楽しんでいたのだ。不思議なもので、こうやっていると親密になってきているようだった。

 そして、帰り道 歩いている時に

「僕は 来週から 土曜も日曜も塾に通うことになったんだ。だから、こーやって会えるのも難しいかもしれません ようやく仲良くなったのにねー」

「あーぁ 塾ねぇー そーだよね 大学のことがあるものねー でも いいんですよ 私のことは気にしないでください」

「でも せっかく こーやってるんだから 時々 会ってもらえますか そのー お付き合いってかー」

「いいですよー でも お付き合いっていうんじゃーぁなければ お知り合いってーか おこがましいんだけど よろしければ お友達として」

「うん そーですね まだ 付き合うってねぇー 時々 ラインしますね」

「はい そーですね でも それとは別に 今日は とても楽しかったです 知らなかったことばっかーで 勉強にもなりました それに、一真さんって 冷たいとこあるんか思ってたけど とっても純真でいい人なんだって わか
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