暁 〜小説投稿サイト〜
とある委員会の委員長
親戚と悪行
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特殊な能力者。
どちらかが暴走能力者になっていれば今回の事件は解決に近づく。
私はおじいちゃんの暴走能力者の研究の犠牲者の中に枝先さんの名前がないか確認した。
パソコンをいじりながら被害者の名前を見ると私の予想通り枝先さんの名前があった。
「ここはおじいちゃんに聞くのが先決かな。」
私は電話をしようと携帯電話を取ったがかけるのをやめた。
おじいちゃんは被害者の事なんて覚えているわけがないか。
そう言えば今日は乱雑解放(ポルターガイスト)についての講義があったわね。
少し担当に聞いてみるとしますか。
私は警備員(アンチスキル)に電話をした。
警備員(アンチスキル)じゃん。どうしたんじゃん。』
まさかの黄泉川先生なの。
どうしてこんなときに。
「黄泉川先生。私です。木原雫です。」
『雫か。どうしたこんなに時間に。』
いつもと変わらない黄泉川先生。
「先生。暴走能力者が外部能力者に危害を加えることは有るんですか?」
普通は元研究者の私が知っていそうな事なんだけど記憶になかった。
『どういうことじゃんよ?何か手がかりでも見つけたのか?』
「はい。確証は持てませんが、今回の事件を引き起こしている人物くらいは。」
『誰じゃんよ?』
「それは・・・・。」
私が言おうとしたら向こうが慌ただしくなった。
『おってかけ直すじゃん。』
強制的に切られてしまった。
そして私は急いで風紀委員会(ジャッチメント)のネットワークにアクセスをした。
そこに映し出されたのは花火大会会場近くの高台崩落のニュースだった。

次回予告
第四話 木山春生と乱雑解放(ポルターガイスト)
乱雑解放(ポルターガイスト)編のクライマックス。
5月10日更新予定
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