スーパーロボット大戦OGs
0066話
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の報告を受け、量産型アシュセイヴァー4機を引き連れ目標地点へと向かう。
幸い場所はそれ程離れていない為に、輸送機等を使う必要はなく編隊を組んで空を飛ぶ。
「隊長、ソルプレッサの反応をロストしました」
俺の隣を飛んでいた量産型アシュセイヴァーから通信が入る。
あくまで偵察を優先して戦闘は行わないように命令していたのだが、撃墜?
命令違反という概念すらない量産型Wなのだから、こちらの命令を無視して功を焦って仕掛けて返り討ち、なんて事はまずない。
となると、なんらかのアクシデントが起こって戦闘状態に入らざるを得なかったと考えるべきか。
「全機、もう少し速度を上げるぞ」
4機の量産型アシュセイヴァーへと通信を送り、飛行速度を上げる。
速度を上げてから数分後、レイディバードと見覚えのある機体2機を確認できた。
赤い機体色をメインに、所々黄色い塗装がアクセントとなっている。右手にハサミとも爪とも思えるような巨大な武装。エクサランスの地上用フレームを使用したエクサランス・ストライカーだ。
「全機、ここで待機だ。敵機に気が付かれないようにしろよ。それとW1、相手の機体の通信周波数を探れ」
「了解」
クロノスからリニアレールガンの砲身を伸ばし、2機いるうちの片方へと狙いをつける。原作ではフィオナが攻撃を受けていたが、俺からはどちらの機体に誰が乗っているのかは分からない為、どちらかを狙うのは完全に運だ。
「ふぅ」
狙いをつけて、深呼吸をする。
今まで何度となく射撃をしてきたが、ここまで緊張する射撃は初めてだ。
狙うのはエクサランスの胴体……ではなく、コックピットのある頭の部分だ。もちろん直撃をさせる気は毛頭無い。掠める衝撃でラウルかフィオナを気絶させるのが目的なのだから。
ここでどちらかが気絶して、それを庇うもう片方。そしてそれを察知したデュミナスが現れ、エクサランスチームがあちらの世界に転移する。少なくても、原作ではそういう流れになっていたので、その流れに乗せてもらおう。
「集中、T-LINKシステム、フルコンタクト」
精神コマンドの集中を使用し、感覚を増す。次にT-LINKシステムを利用して万が一にもエクサランスの頭部を撃ち抜かないように慎重に狙いをつける。
本来ならT-LINKシステムで誘導可能なファントムを使えればいいのだが、あれは複数を同時運用する事を前提としている武装だ。1発の威力が小さすぎてコックピットに直撃でもしなければパイロットの気絶なんて出来ないだろう。だが、コックピットへ直撃となると下手をするとパイロットごと撃ち抜くという可能性もある。故に、長距離からの狙撃に適したリニアレールガンの出番となる訳だ。
「そこだっ!」
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