第30話後半
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ク要塞はエリスフィールドを展開していたのにも関わらず、その防御を嘲笑うかのようにガイエスブルク要塞を2つ飲み込み、直径が準惑星ケレスと同等の900kmあるガイエンブルク要塞は耐えたかと思えば、貫通し巨大な穴を形成してしまい、その直線上にいた同型のガイエンブルク要塞もを同様に貫通そして巨大な穴が形成し、少しして爆散した。
爆炎の塊と爆散の余波に巻き込まれた3つのガイエスブルク要塞が爆散したガイエンブルク要塞の近くにおり、エリスフィールドを展開しつつ回避行動の最中で飲み込まれ爆沈してしまい、その周囲に展開していた30隻のエターナルストーム級U型と数十隻のバスターレーザー搭載艦が巻き込まれてしまった。
〈滅びの方舟〉から放たれたピンク色のエネルギーの速度は落ちてはいるものの、止まることなく〈スターダスト〉の正面で防御の構えを執るアタックムーン級〈アインス〉にピンク色のエネルギーが衝突する。
ピンク色の粒子を舞い散らせる。
アタックムーン級は標準装備されているエリスフィールドに加え、多数の偏向シールド、そして重力シールドを装備している。
これらの防御兵装は、惑星破壊兵器の攻撃を防御することが可能であり、難なく受け止めることが出来る…筈だった。
ピンク色のエネルギーがアタックムーン級〈アインス〉の中央へと到達し衝突。
やがてそのピンク色のエネルギーは花を咲かせるように拡散し、〈スターダスト〉に直撃することは無かったが、後方で待機していた艦隊に拡散されたエネルギーが当たってしまい、エターナルストーム級U型とU型改を除き、数百隻以上が大破ないしは撃沈されてしまう。
「アタックムーン級〈アインス〉、中破」
だがそんな惑星破壊兵器を防ぐ筈のアタックムーン級〈アインス〉は中破状態となってしまい、統治者は驚天動地の動揺を感じた。
この攻撃により、全てのガイエスブルク要塞(月軌道に展開しているのは除く)と2つのガイエンブルク要塞が撃破され、アタックムーン級は中破状態となった。
「アタックムーン級〈アインス〉、後退せよ」
アタックムーン級〈アインス〉は月面弩級砲を〈滅びの方舟〉へ睨んだまま、後退していく。
そして、遂に…、
「〈スターダスト〉、前へ」
惑星破壊兵器〈スターダスト〉が動き出だした。
アタックムーン級と入れ替わった〈スターダスト〉はいつでも発射出来る状態である為、後は統治者より指示が下されるだけだった。
「オメガ・アナイアレイション・ランス、発射せよ」統治者より発射指令が下される。
オメガ・アナイアレイション・ランス。
惑星破壊兵器のコア内に設置された巨大な反応炉によって駆動され、地殻の下に存在する多数のシステムによって制御されている強力な
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