第28話
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よう。やって来るガトランティスの戦闘艦艇を追い払おう。
〜〜〜10分後〜〜〜
「〈アンタレス〉、重力傾斜の影響範囲外への退避を開始!」
「〈ヤマト〉、彗星の中へと吸い込まれていきます!」
なんてこった。
「オリビア将軍、本艦も引きずり込まれつつあります」
…致し方ない。左反転一八〇度、重力傾斜の影響圏外まで退避せよ。急げ。
「はっ!」
〈アンタレス〉が〈アンドロメダ〉とすれ違う頃になり、ガトランティスの新たな動きが感知された。
「白色彗星内部にて新たな反応を検知、ガトランティスの増援と思われます。数およそ1万!」
…離脱を急げ。
「はっ!」
約10000隻の戦闘艦艇、か。このガトランティス艦隊はおそらく掃討の為に差し向けてきていること間違いなし。
これに対し我々ミドガルド軍も含めても真面に戦える艦艇が半分はあるとはいえ、これでも十分に危険な戦力。
デ・ブラン帝国と”かの存在”での戦争では少ない損害を貰ったが、ガトランティスとの戦争はそれ以上だな。
反転離脱を開始する〈アンドロメダ〉と〈アンタレス〉、そして私が座乗する艦を逃すまいと、ガトランティス軍1万隻は傘に掛かって追撃を始めて来ている。来るな来るな戻れ戻れ。
「敵艦隊の一部より破滅ミサイルが発射、数は8!」
だから来るな来るな戻れ戻れ。お前(破滅ミサイル)は特に来るな回れ右しろ。
「敵ミサイル、さらに加速! 」
あぁ、もうなんて理不尽な日なのだ!援軍はよ来いであるな本当!
…んっ、なんだ、こんな時に念話っ!
…………フフフっ、あぁ、了解した、援軍を心待ちに待っているぞ、同志創造主? 楽しみにな。
〈???SIDE〉
ガトランティスは『蛮族』とも揶揄されている、典型的な戦闘種族。
そう呼ばれているのは彼等ガトランティスが闘争心剥き出しで、手あたり次第に襲い掛かるからだ。宣戦布告も無く、目の前にあれば飛びついて食らい尽くす。
科学者のみが奴隷として確保され、それ以外は女子供関係なく殺される。
確保された科学奴隷はガトランティス軍の技術を向上させている糧とされ、蛮族と呼ばれながらも侮れない所以とも言える。…だが彼等ガトランティスは唯の典型的な戦闘種族では無い。
ガトランティスは宇宙中を駆け抜けては星々を席巻し、他文明を圧し、根絶する。ガトランティスの進撃は止まらない。…次なるその対象は地球。
まさに唾棄すべき『忌むべき存在』。『遺産』によるものとはいえ、それだけの戦力を保持しているガトランティスの存在は、脅威以外の何者でもない。
『遺産』はガトランティス
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