暁 〜小説投稿サイト〜
同志諸君に告げる。これが理不尽だ!
第25話
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針路は‥‥‥地球です!」

 だが此処で止めねば、荒らしガトランティスに地球を滅ぼられてしまう。それは阻止しなくてはならない。ギッタギタのボッコボコにしてくれるわ。

 「敵残存艦隊、敵旗艦を中心に後退を始めました。白色彗星に針路を譲る形です」
 「損傷の激しい艦は戦線の離脱を許可する。残る戦闘艦艇も一時後退し予定通り、プランMに移行。…バスターレーザーの一斉砲撃を以って、白色彗星に潜む敵本拠地を殲滅する! 全艦隊、マルチ隊形!」
 「了解しました、中将閣下」
 「航空隊、全機発艦せよ。艦隊防空に務め!」

 戦闘で被弾した戦闘艦が、次々と艦首を翻して離脱を始めていく。まだまだ戦闘が可能な艦は残り、白色彗星撃滅の為のプランMを実行すべく、急速反転後に白色彗星との距離を引き離し戦線を下げる。

 後退するミドガルド・地球艦隊は、予定の宙域で後退を止めると、プランMとして組まれた陣形に変換し始めていく。

 ミドガルドはミドガルドで組み、地球は地球で組んでゆく。

 「マルチ隊形展開完了」
 「各旗艦。重力子スプレッド斉射」
 「バスターレーザー発射用意!」
  
 ちなみにであるがアンドロメダ級は地球軍の他、我々ミドガルド軍も10隻保有。数は10隻であり4隻はライセンス生産で、6隻はミドガルド版である。波動砲も撃てる。

 ライセンス生産+ミドガルド版アンドロメダ級は第2連合艦隊の第9艦隊に組み込まれている。

 「白色彗星、増速!」
 「バスターレーザー充填率90%」
 「重力フィールドの収束率、安定値へ」
 「目標、白色彗星中心核。セット20の45」

 白色彗星内部の巨大人工天体の存在は、ミドガルド軍…ミドガルドギルドも知るところだ。

 故に、これを破壊する為の戦術を考案し、実証しようとしていた。9830隻分の波動砲と10000隻分のバスターレーザーを、グラビティ・フィールドへ向けて集中砲撃すると、重力の影響で波動エネルギーとエリスエネルギーは一気に集約される。

 グラビティ・フィールドに当てられると、予想もつかない超巨大エネルギー兵器として威力を発揮するのだ。これだけのエリスエネルギーと波動エネルギーを浴びて、果たして白色彗星が無傷でいられようか?

 「バスターレーザー充填率120%を突破!」
 「拡散バスターレーザーから収束バスターレーザーへ!全艦連動!」
 「カウントダウン開始!」

 だが、不安だ。

 「……10‥‥‥9‥‥‥8‥‥‥7‥‥‥」

 もし通じたら問題無い。

 「……6‥‥‥5‥‥‥4‥‥‥」
 
 もし通じなかったら…神を罵倒……ハッ! 神を罵倒するということは、同志創造主含むプレイヤーを罵ると同義!…だ、大丈夫だ。同志創造主に罵
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