第20話
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のである。
機能に支障を受けたカラクルム級戦艦群は衛星軌道上を漂うことしか出来ないでいた。これを見たミドガルド将兵は大喜び。たった5隻で250万隻を宇宙を漂う死んだ船としたのだから分からんでも無い。
まぁ大喜びしている中、この艦隊を率いるオリビアNPCは意図せず白いカラクルム級にチラッと視線を向けて内心「ざまぁ♪」と笑顔で中指を立てていたのはここだけの話…。
偶然か、その白いカラクルム級は第八機動艦隊を指揮する旗艦であった。
場面は変わり艦橋では常に沈着冷静と自負する男、メーザー提督は怒りの表情を隠さずミドガルド艦隊とヤマトを睨んでいた。
だがメーザーにとって最も屈辱的だったのはスクリーンに映るヤマトの艦長代理を務めていると自称する青年が言っていたこととその行動だった。
ヤマトは攻撃することも無く避難民を乗せて数日後、第11番惑星を後にした。
また場面は変わりミドガルド艦隊もヤマトが発った同じ日&同じ時刻に11番惑星宙域を後にしたが『第10番惑星の成れの果て』…アステロイドベルト(小惑星帯)にて紛れ込むように増援として哨戒より駆けつけたミドガルド無人駐留艦隊と共に布陣。
地球の守りは現在ガミラス駐留艦隊と地球防衛軍の山南艦隊が就いており、衛星軌道上にはカラクルム級を撃沈出来るよう目標に設計された地球防衛軍の重武装型戦闘衛星が多数配備されていた。
太陽系内にはワープアウトを阻害するガミラス臣民の盾とガーディアン級次元跳躍防御艦を至るところに配備していた為、ワープアウトすることなど有り得ないのだが一応念の為…というのが政府上層部の見解ということだろう。
最もガトランティス第八機動艦隊はヤマトを追うべく第11番惑星を後にした為、それらは良い意味で杞憂に終わった。
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