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同志諸君に告げる。これが理不尽だ!
第20話
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となりました。オリビア将軍」

 「これより作戦行動に入る。…荒らしを許すな」 

 『はっ!』

 沢山の案が出された中で一つ、この状況に適切である案を今、実行されようとしていた。

 「全艦に達する。これよりバスターレーザーの発射シークエンスに移行する。モードを収束モードへ。…バスターレーザー発射用意!目標、第11番惑星 人工太陽!」

 「旗艦より全艦へ達する。ただちに──」「バスターレーザーへの回路開け」「機関圧力上げ!エネルギー充填を開始」

 「第11惑星部隊より報告。…地中よりヤマト浮上、波動砲発射準備に入った」

 全プロテクト、セレスター級の格納されていた大口径の砲口(バスターレーザー)が蓋を開き、姿を現した。

 「カウントを開始、15秒前…13、12、11」

 バスターレーザー搭載がされていない戦闘艦は前以って射線上から退避し、充填中のプロテクト、セレスター級を護衛する陣形となっていた。

 「人工太陽より多数の小型ホール発生。敵艦隊へのエネルギー流出と思われます」

 「…7、6、5」

 エリスドライブによって、凝縮されたエリスエネルギーが送り込まれていき、バスターレーザーの砲口に緑白い光が蓄積され始めた。砲口内を満たしていき、その莫大なエネルギーを開放せんとして今か今かと待っている。

 「エネルギー充填120%!」
 
 「…3、2、1…0。バスターレーザー、発射ァ!!」

 下部に搭載されているバスターレーザー砲口から強力な閃光が生じると共に一気に周囲宙域を緑白い光で照らし出す。

 プロテクト、セレスター級から放たれた破滅の光球が眩い閃光と共に風船のように破裂したかと思えば、一本の太い光道が前方方向へ、我行く破壊の道標となって螺旋を描きながら突き進む。それが5本。

 現戦力で250万隻を相手に正面きって戦うことなど土台無理で…愚かなこと。

 ではバスターレーザーでは? うん、それは良いのかもしれない。しかし250万隻を撃滅することなどそれは拡散モードですら現戦力ではとても難しい。…ではどうこの戦況を打開するか?それは…中央に接続された人工太陽を撃つことだ。

 「バスターレーザー、波動砲…人工太陽に命中!」

 なんで?その意味はいったい何か?っときっと思うだろう。…だが意味は確かにあった。

 「報告。敵カラクルム級戦艦群の機関部及び活動停止を確認しました」

 人工太陽をバスターレーザー、ヤマトから放たれた波動砲により破壊。それによってあれだけの数を誇った250万隻のカラクルム級戦艦群は、その円筒内で発生し続ける紫の雷…波動共鳴の干渉波で使い物にならなくなった。波動共鳴の干渉波は大雑把で表すとすれば、ある種の電磁バルスのようなも
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