第18話
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う一人のクローンオペレーターが退避する旨を後方支援部隊に指示する。
指示を受け取った後方支援部隊の艦艇達は直ぐ様に退避に入る。完了した頃にはカウントダウンは10秒を切っていた。
「──7、6、5、4、3、2、1…ガイエンブルク要塞ワープ開始!」
ガイエンブルク要塞は宙域を照らしながら吸い込まれるかのようにワープした。
少しして、ワープする予定のポイント…此処、通常空間に現れた。ワープのエフェクトは青白く○字状に空間が割れるようにその中心部から、蒸気の様な靄を纏わりつかせながら物体がゆっくりと現れようとしていた。
その光景を旗艦に報告する為、ワープゲート近場で報告する艦が1隻居た。
「此方《フォックスアハト》。発生時、重力場、共に許容範囲内。──」
蒸気の様な靄を纏わりつかせながらガイエンブルク要塞はゆっくりと現れ、数秒後に通常空間から姿を完全に現した。
「此方《フォックスアハト》。────」
〜〜〜ミドガルド旗艦 統治者級〜〜〜
巨大スクリーンに映るガイエンブルク要塞を観てブリッジに集まる者達は、結果を待っていた。
「《フォックスアハト》より通信です…。ガイエンブルク要塞、ワープ成功です!」
『おぉ〜』
ガイエンブルク要塞がワープ成功したことに皆、歓喜の息を漏らしていた。ふと、自分達の後ろに座るオリビアを見やる。
「……」
オリビアは顔を脇に控えるロボットから正面へ向く。席を立ち、声高に宣言する。
「ガイエンブルク移動要塞を正式に主力兵器の一つとすることを、此処に宣言する!」
『はっ!』
こうして地球、イスカンダル、ガミラスの与り知らないところで要塞のワープ実験が終了した。
余談だが実はこのワープ実験はミドガルドが管理下に置いているすべての惑星、星系、星間国家に生中継されている。これによってミドガルドに対し畏怖の視線を向けていることにミドガルドは知らない。
まぁ、もっともミドガルドはデ・ブランを除き管理なんぞしていないのだが…。ある種の放置。
〜〜〜ミドガルド 駐地球大使館〜〜〜
〈イザベラSIDE〉
「…何?」
『はっ、ユリアオブザーバーが大使に用があると…』
「そう…ルナテント佐良。ユリアを中に入れなさい」
『はっ。…どうぞ』
部屋の一対の扉が音を立てて開かれ、4人の人物が入って来た。一人は言わずもがなユリアで残り3人は兵士。
深緑色を基調とした士官用の軍服を身に纏い、大尉の階級章を付けているクローンルナテント佐良とフェイズUアーマーを装着しているクローントルーパー2人。
ルナテント佐良はキャ
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