宇宙戦艦ヤマト2202
第15話
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来そうで無く、間に合いそうに無いのだがちょっと心配なところだ。
〜〜〜プロテクト級〈シエラ〉〜〜〜
「いよいよ、だね」
あぁ。いよいよだ。我々の力の一端を地球と共にガトランティスに見せつけてやろう。
同志シエラ、始めろ。
「分かった。…指示通り、本艦は、プランAに、従い、敵艦隊、殲滅する。バスターレーザーの、発射準備を、速やかに、整えて。モードは、拡散モードに…」
「了解しました。バスターレーザー発射準備に入る。モードを拡散モードへ移行。機関圧力上げ!エネルギー充填を開始」
「前線の友軍艦隊、退避行動に入る。なお、発射体制完了までに退避を終えるのは無理かと…」
確かに前線の連合艦隊は、左右に退避行動へと移行しているもののスムーズとは言い難く、特に真っ先に突撃して敵陣系の深くに入り込んだガミラス艦隊等は時間が掛かってしまい、バスターレーザーと山南が乗る”最新艦艇”である〈アンドロメダ〉による攻撃の被害を受けてしまう可能性があるかもしれないからだが…。
しかし、コレに関しては問題は無い。最新の多重マルチロックオンシステム照準を搭載している為、ガトランティスのみが被害をもらうからだ。
「構わない、発射を、継続。これも、拡散、バスターレーザー、試射を、兼ねた攻撃。多重ロックシステム、フル活用、敵と味方が、双方ともに、射線上へある場合は除外。それ以外の敵艦、全てロックし、攻撃を行う」
「はっ」
さて、そろそろ、充填は完了する頃だろう。
「エネルギー充填率、一〇〇%を突破!」
「カラクルム級からの攻撃が止んだ。敵艦隊行動開始、半包囲に移る模様です」
どうやら長く続かなかったな。
味方艦隊に後を託したということは消耗が激しいのだろう。まぁ此方としては好都合だが。
この艦に備え付けられた戦術コンピューターも、多重ロックシステムを以て前方の敵艦のみを尽く照準に合わせてしまうなど、人間には出来ない作業をあっという間に済ませた。
格納されていた大口径の砲口が蓋を開き、姿を現した。
こうなれば後に残された作業は、秒読みを開始してバスターレーザーの発射を命じるだけである。エリスドライブによって、凝縮されたエリス=エネルギーが送り込まれていき、その莫大なエネルギーを開放せんとして今か今かと待っている。
恐らく〈アンドロメダ〉も秒読みを始める頃だろう。
「カウントを開始、15秒前…14、13、12」
「艦長、コンピューターがカラクルム級をロックしていません」
「今さら再登録は間に合わないが、バスターレーザーの余波を受けて無傷とはいくまい」
「…8、7、6、5」
バスターレーザ
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